-------------------------------------------------------------------- Microsoft Windows 98 Second Edition README:セットアップ 1999 年 4 月 -------------------------------------------------------------------- (c) Copyright Microsoft Corporation, 1999 このファイルでは、Microsoft Windows 98 Second Edition のマニュアルに記述され ていない追加情報や最新情報について説明しています。 ---- 目次 ---- 0. 非サポート機種 1. セットアップ中のエラーを避けるためのヒント 2. セットアップに関する一般的な注意事項 3. MS-DOS から Windows 98 Second Edition をインストールする場合 4. クリーン ブートの実行 5. ウイルス対策ソフトウェア 6. セットアップ中のスキャンディスクによるハード ディスクの問題の検出 7. セットアップ中に発生する CAB ファイル エラー 8. Windows 98 Second Edition の削除 9. 圧縮ドライブがある場合の問題 10. Windows 98 Second Edition と Windows NT の同時インストール 11. セットアップのエラー メッセージ 12. ハードウェアに関する注意事項 13. メモリ マネージャ 14. ディスク キャッシュ プログラム 15. メモリ常駐 (TSR) プログラムとドライバの使用 -------------------------------------------------- 0. 非サポート機種 =================== Windows 98 Second Edition では、以下の機種はサポートしておりません。 - PC-H98 シリーズ また、必要メモリ量の要求を満たせないため、次の機種もサポートされません。 - PC-9801BA2,BS2 - PC-9821As,Ap 1. セットアップ中のエラーを避けるためのヒント ============================================= システムで実行しているウイルス対策プログラムをすべて無効にします。セットアッ プ中にこれらのユーティリティを使用していると、システムの応答が停止する可能 性があります。 スキャンディスクを実行し、ハード ディスクに問題がないかどうかを検査し、修復 します。 実行しているプログラムをすべて終了します。スクリーン セーバー、アドバンスト パワー マネジメントの設定、およびセットアップが応答しなくなる可能性があるそ の他のプログラムも無効にします。詳細については、「クリーン ブートの実行」を 参照してください。 2. セットアップに関する一般的な注意事項 ======================================= Windows 98 Second Edition の起動ドライブ ---------------------------------------- セットアップを実行するときの起動ドライブが、Windows 98 Second Edition の起 動ドライブになります。 Windows 98 Second Edition のアップグレード版とフル インストール版の違い ----------------------------------------------------------------------- Windows 98 のアップグレード版を使用すると、セットアップによって、システム上 の適正なアップグレード対象製品が検索されます。以前のバージョンの Windows が 見つからない場合は、正規ユーザーであることを確認するために、以前のバージョ ンのメディアを挿入するように求めるメッセージが表示されます。 Windows 98 に必要なディスク領域 ------------------------------- Windows 98 に必要な空き領域のサイズの計算には、さまざまな要因が関係するため、 これらの数値は標準的な Windows 98 インストールに基づく推定値にすぎません。 * 標準的な Windows 95 からのアップグレード: 約 275MB の空きディスク領域が 必要です。ただし、システム構成によって、380MB のディスク領域が必要になる 場合があります。 * FAT16 ドライブへの Windows 98 のフル インストール: 355MB の空きディスク領 域が必要です。ただし、システム構成や選択したオプションによって、 335 〜 445MB の範囲になる場合があります。 * FAT32 ドライブへの Windows 98 のフル インストール: 325MB の空きディスク領 域が必要です。ただし、システム構成や選択したオプションによって、 310 〜 390MB の範囲になる場合があります。 起動ドライブ以外に Windows 98 をインストールした場合も、セットアップ中に 作成されるシステム ファイルとログ ファイルのために、起動ドライブに最大 25MB の空きディスク領域が必要になる場合があります。 アップグレードセットアップ -------------------------- アップグレードセットアップに於いて、以下のような問題が発生することが現在判明し ています。尚、アップグレードセットアップで問題が発生して、セットアップができな い場合は、DOS からのセットアップを行ってください。 - 有効ではないショートカット (スキャンワクチン等) が、スタートアップ等のスタ ートメニュー内に生成される場合があります。 - 98CanBe シリーズにアップグレードした場合、「Windows へようこそ」を起動する設 定にしていると、Windows 98 起動時に以下のテキストリーダのエラーが発生する場 合があります。 "ウェーブフォーム出力デバイスは他のアプリケーションが使っています。デバイス が解放されてからやり直してください。" この場合、「Windows へようこそ」の「Windows を起動するたびにこのスクリーンを 表示する(S)」のチェックボックスのチェックを外した状態で、「Windows へようこ そ」を終了すると、次回 Windows 98 起動時からエラーを解消できます。 - Windows 3.1 を実行しているシステムへの Windows 98 のインストールを行う場合、 Windows 3.1 起動前に 470K バイト以上のコンベンショナルメモリの空き領域を確保 して下さい。スキャンディスクの実行でエラーが発生した場合は「セットアップ中のス キャンディスクによるハード ディスクの問題の検出と修復」の項をお読み下さい。 Windows 3.1 にプリインストールされているプログラムは、Windows 98 上では正常 に動作しない場合があります。 C ドライブ起動セットアップ -------------------------- Windows 95 セットアップでサポートされていた /AT オプションは、Windows 98 セット アップではサポートされません。C ドライブ起動セットアップは、セットアップ起動デ ィスクを使用するセットアップでのみサポートされます。 C ドライブ起動セットアップを行なうには、セットアップ起動ディスクを用いてハード ディスク上に領域を確保する際「C ドライブブートセットアップ」オプションを選択し て下さい。 既に C ドライブ起動セットアップされた Windows 95 をアップグレードする際は、特別 なスイッチは必要ありません。通常のアップグレードセットアップと同じ方法でセット アップを行なって下さい。 アンインストール ---------------- アップグレードする前に Windows 95 をバックアップする場合は、セットアップ中に 「システム ファイルの保存」を選択します。これにより、問題があった場合に Windows 98 Second Edition をアンインストールすることができます。ただし、次の ような場合、アンインストールすることはできません。 * 現在の Windows が圧縮ドライブにインストールされている場合。 * 新しいディレクトリにインストールするか、または利用できる以前のバージョン がなく、クリーン インストールを行う場合。 * Version 5.0 より前のバージョンの MS-DOS を実行している場合。 必ず新しい起動ディスクを作成してください。FAT32 をサポートするようにリアル モードとプロテクト モードのカーネルが変更されているため、Windows 98 Second Edition の起動ディスクは、以前のバージョンの Windows と互換性がありません。 このため、初めて Windows 98 Second Edition をセットアップするときに、FAT32 を使用する予定がない場合でも、必ず新しい起動ディスクを作成してください。 Windows 3.x のプログラム マネージャ ----------------------------------- プログラム マネージャは、Windows 98 ではサポートされていません。プログラム マネージャ (PROGMAN.EXE) は、トラブルシューティングのためにシステムに残され ていますが、グループは含まれていません。また、Windows 95 からアップグレード する場合、既存の .GRP ファイルは削除されます。.GRP ファイルによって、 Windows 98 のインストール時に問題が起きることがわかっています。Windows 3.x からアップグレードする場合、以前の .GRP ファイルはシステムに残り、プログラ ム マネージャにもいくつかの機能があります。プログラム マネージャを使用する 場合は、Windows 98 にアップグレードする前に、既存の PROGMAN.INI と *.GRP ファイルをバックアップしてください。 3. MS-DOS から Windows 98 Second Edition をインストールする場合 =============================================================== 空のハード ディスクや新しいハード ディスクにセットアップする場合、または以 前のバージョンの Windows からセットアップを実行するときに問題がある場合は、 MS-DOS から Windows 98 Second Edition のセットアップを実行する必要がある場合 があります。MS-DOS からインストールすると、通常はインストールにかかる時間が 長くなりますが、多くの場合、最も安全なインストール方法であるため、ほかの種類 のインストールに失敗したときはこの方法を使ってください。 セットアップは、DOS5.0 以上を使用して実行してください。 セットアップを行う時は、config.sys に files=30(または 30 以上)の指定があるハ ードディスクドライブからブートしていることを確認してください。そうでないときは config.sys に files=30 の指定を追加してシステムを起動し直してください。 メモリマネージャ (HIMEM.SYS, EMM386.EXE) は、NEC 純正のものをお使いください。 セットアップ前に 470K バイト以上のコンベンショナルメモリの空き領域を確保して下さ い。スキャンディスクの実行でエラーが発生した場合は「セットアップ中のスキャンデ ィスクによるハード ディスクの問題の検出と修復」の項をお読み下さい。 MS-DOS ブート ホット キー ------------------------- システムを起動して MS-DOS コマンド プロンプトを安全に表示するには、さまざま な方法があります。最も簡単な方法は、次のホット キーを使う方法です。 * Windows 98 Second Edition コンピュータの起動中に Ctrl キーを押します。これにより、直接 Windows 98 起動メニューが表示されます (F8 キーも使用できますが、Windows 98 では "Windows 98 を起動しています" というメッセージが表示されないため、F8 キーを押す タイミングを正確に知ることは困難です)。 * Windows 95 "Windows 95 を起動しています" というメッセージが表示されたら、F8キーを押します。 これにより、Windows 95 起動メニューが表示されます。 * MS-DOS 6.2 "マイクロソフト MS-DOS バージョン 6.20" というメッセージが表示されたら、F8キーを押します。 これにより、読み込むドライバを手動で選んだり、システム ファイルの読み込みを省略し たりすることができます。 * リアル モード CD-ROM ドライバ Windows 98 Second Edition の CD にアクセスするには、リアル モード CD-ROM ドライバを読み込む必要があります。以前に Windows 98 のセットアップを実行 し、起動ディスクを作成している場合は、起動ディスクに含まれている CD-ROM ドライバを使用できます。起動ディスクがない場合は、CD-ROM のハードウェアに 付属のインストール プログラムを実行する必要があります。 CD-ROM ドライブにアクセスできるようになったら、Windows 98 Second Edition の CD があるドライブに移動し、「SETUP」と入力します。セットアップが続行します。 CONFIG.SYS ファイルと AUTOEXEC.BAT ファイルの編集 ------------------------------------------------- コンピュータの CONFIG.SYS ファイルと AUTOEXEC.BAT ファイルは、起動時に読み 込むプログラムとデバイスをコンピュータに対して指定します (たとえば、 AUTOEXEC.BAT ファイルにウイルス スキャン プログラムの行を追加すると、コン ピュータに自動的に読み込むように指定できます)。Windows 98 Second Edition のセットアップは、一部のプログラムやデバイスがあると、正常に実行されない場 合があります。このようなプログラムやデバイスを削除したり、無効にしたりする には、CONFIG.SYS ファイルや AUTOEXEC.BAT ファイルを編集する必要がある場合 があります。 >>>CONFIG.SYS ファイルと AUTOEXEC.BAT ファイルを編集するには: 1. Windows 3.1 では、ファイル マネージャで [ファイル] メニューの [名前を指 定して実行] をクリックし、「Sysedit」と入力します。次に、Enter キーを押 します。Windows 95 では、[スタート] ボタンをクリックし、[ファイル名を指 定して実行] をクリックします。次に、「Sysedit」と入力し、Enter キーを押 します。 2. [CONFIG.SYS] ウィンドウまたは [AUTOEXEC.BAT] ウィンドウで、無効にする行 の先頭に「REM」と入力します。 3. 変更を保存し、コンピュータを再起動します。 リアル モード CD-ROM ドライバのインストールに関するヒント --------------------------------------------------------- 現在 Windows 95 を実行している場合: 現在 Windows 95 を実行している場合は、CD-ROM ドライバの一部が既に読み込まれ ている可能性があります。Windows 95 を終了してコンピュータを MS-DOS モードで 起動したときに、CD-ROM ドライブにアクセスできる場合は、次の手順に従って操作 します。 1. 再起動し、"Windows 95 を起動しています" というメッセージが表示されたら F8 キ ーを押します。 2. [コマンドプロンプトのみ] を選びます。 3. プロンプトが表示されたら、「DosStart.bat」と入力します。 セットアップ中に CD-ROM ドライブにアクセスできなくなった場合: Windows 98 Second Edition のセットアップ中に CD-ROM ドライブにアクセスできな くなった場合は、次の手順に従って操作します。 1. 再起動し、"Windows 95 を起動しています" というメッセージが表示されたら F8 キ ーを押します。次に、[コマンドプロンプトのみ] を選びます。MS-DOS を実行してい る場合は、直接起動してコマンド プロンプトを表示します。 2. 「Edit Autoexec.bat」と入力し、AUTOEXEC.BAT ファイルを編集します。 3. MSCDEX.EXE の記述を含む行の前にある "Rem by Windows 98 Setup" という文字 列を削除します。 4. Alt キーを押しながら F キーを押し、X キーを押すと、Edit が終了します。確 認のメッセージが表示されたらファイルを保存します。 5. 再起動します。セットアップが自動的に続行されるか、または自分で再びセット アップを実行し、メッセージが表示されたら [修復セットアップを使う] を選ぶ 必要があります。 ハード ディスクから Windows 98 Second Edition をインストールする場合 -------------------------------------------------------------------- セットアップ ファイルをすべてハード ディスクにコピーし、コピー先のフォルダ からインストールを実行すると、ファイルのコピーとディスク I/O に関連する問題 の多くを回避できます。このインストール方法では、CD-ROM ドライバを読み込まず に利用できるコンベンショナル メモリを増やすこともできるため、メモリ不足のエ ラーを回避できることがあります。セットアップ ファイルをローカルにコピーする には、次の手順に従って操作します。 Windows 95 からコピーする場合: 1. セットアップに必要なディスク領域のほかに、120MB の空きディスク領域を用意 します。Windows 95 からアップグレードする場合、通常、セットアップには 195MB の空きディスク領域が必要です。 2. セットアップ ファイルを保存するために、用意したドライブに "W98Flat" とい う名前の一時フォルダを作成します。 3. Windows 98 Second Edition の CD にある Win98N フォルダの内容を、作成した 一時フォルダにコピーします。Win98N フォルダのサブフォルダもコピーしてくだ さい。ただし、空きディスク領域が不足している場合は、サブフォルダをコピー しなくてもかまいません。 4. 再起動します。"Windows 95 を起動しています" というメッセージが表示されたら F8 キーを押し、[Safe モード(コマンドプロンプトのみ)] を選びます。 5. Windows 98 Second Edition のセットアップ ファイルを含む一時フォルダに移 動し、「SETUP」と入力します。 MS-DOS からコピーする場合: 1. CD-ROM ドライブにアクセスできることを確認します。詳細については、「リア ルモード CD-ROM ドライバ」を参照してください。 2. セットアップに必要なディスク領域のほかに、120MB の空きディスク領域を用意 します。Windows 95 からアップグレードする場合、通常、セットアップには 195MB の空きディスク領域が必要です。 3. セットアップ ファイルを保存するために、十分な空き領域のあるドライブに "W98Flat" という名前の一時ディレクトリを作成します。一時ディレクトリを作 成するには、作成先のドライブに移動し、「MD W98Flat」と入力します。 4. Windows 98 Second Edition の CD-ROM ドライブの Win98N ディレクトリに移動 します。 5. 「Copy *.* <ドライブ文字>:\W98Flat」と入力し、Windows 98 Second Edition のセットアップ ファイルを、作成した一時ディレクトリにコピーします。 6. すべてのファイルのコピーが完了したら、システムを再起動し、起動ファイルを 読み込まずにクリーン ブートを実行します。詳細については、「クリーン ブー トの実行」を参照してください。 7. ファイルをコピーした一時ディレクトリに移動し、「SETUP」と入力して、セッ トアップを開始します。 4. クリーン ブートの実行 ======================== サード パーティ製のデバイス ドライバ、ユーティリティ、またはその他のプログ ラムによって、正常にインストールできない場合があります。システムのクリーン ブートを実行すると、これらの問題の多くを修正できます。クリーン ブートを実行 するには、次の手順に従って操作します。 フロッピー ディスクを使ってコンピュータを起動する場合: * Windows 98 Second Edition の起動ディスクから起動します。このディスクを使う と、CD-ROM ドライバを読み込むかどうかを選択するオプションや、セットアップ を実行するのに最適な環境が提供されます。 * 以前の Windows 95 または MS-DOS の起動ディスクから起動します。この方法で は、CD-ROM ドライブにアクセスできませんが、上記の方法でセットアップ ファ イルをハード ディスクにコピーした場合に使用できます。 Windows 95 の [Safe モード(コマンドプロンプトのみ)] を使用する場合: 1. システムを起動し、"Windows 95 を起動しています" というメッセージが表示された ら F8 キーを押します。 2. [Safe モード(コマンドプロンプトのみ)] を選びます。この方法では、CD-ROM ドラ イブにアクセスできませんが、上記の方法でセットアップ ファイルハード ディスクに コピーした場合に使用できます。 Windows 98 Second Edition で各コマンドの実行を確認しながら起動する場合: 一部のドライバを手動で読み込む場合は、次の手順に従って操作します。 1. システムを起動し、"Windows 95 を起動しています" というメッセージが表示された ら F8 キーを押します。 2. [各コマンドの実行を確認する] オプションを選びます。 3. 読み込むデバイスに対してだけ [Y] を選びます。多くの場合、HIMEM.SYS につ いては [Y] を選んでください。 Windows 95 または MS-DOS でメモリを増やしてクリーン ブートを実行する場合: CONFIG.SYS ファイルに次のような変更を行うと、利用できるメモリのサイズを増や すことができます。また、起動ディスクも同じように変更することができます。 注: 読み込む必要があるドライバは、次に示すものだけです。 Device=Himem.sys Device=EMM386.exe noems Dos=high,umb Device=drvspace.sys /move (省略可能。ドライブスペースによる圧縮を使用している場合のみ指定) Windows 98 Second Edition の起動ディスクを作成する場合: ほとんどのファイルをハード ディスクにコピーした後に Windows 98 Second Edition のセットアップに失敗した場合は、BOOTDISK.BAT ユーティリティを使って 起動ディスクを作成できる場合があります。次の手順に従って操作します。 1. MS-DOS モードで起動します。 2. \Windows\command ディレクトリに移動します。 3. BOOTDISK.BAT プログラムを実行すると、起動ディスクを作成するかどうかを確 認するメッセージが表示されます。 このディスクには、もう一度セットアップを実行するときに利用できる汎用の リアル モード CD-ROM ドライバが含まれます。 セットアップ起動ディスクからのセットアップ ------------------------------------------ セットアップ起動ディスクからセットアップを行う際、固定ディスクから起動する際に 表示される「固定ディスク起動メニュー」において、既に自動起動が設定されている場 合、セットアップは自動起動を解除します。 5. ウイルス対策ソフトウェア =========================== Windows 98 Second Edition のセットアップ中にウイルス対策プログラムが実行さ れていないことを確認してください。プログラムがメモリ常駐 (TSR) プログラムで ある場合は、AUTOEXEC.BAT ファイル、CONFIG.SYS ファイル、および WIN.INI ファ イルで、そのプログラムに関連する行をすべて削除します。 個別のウイルス対策プログラムについては、次の注意事項を参照してください。 Norton AntiVirus ---------------- Norton AntiVirus がインストールされていると、最初のファイル コピーの手順が 終了したときに、次のような警告が表示される場合があります。 Application Wininst0.400\Suwin.exe is attempting to update the Master Boot Record セットアップを正常に終了するには、[続行(C)] を選んでください。これらの変更を 許可しないと、セットアップが応答しなくなる可能性があります。 Dr. Solomon's AntiVirus ----------------------- Dr. Solomon's AntiVirus ユーティリティを実行している場合は、セットアップ中 に起動ディスクを作成しようとすると、青色の画面に IOS.VXD の致命的な例外エ ラーが表示される場合があります。起動ディスクの画面で進行状況を示すバーが 20% になったときに、[キャンセル] をクリックしてください。これにより、セット アップを続行できます。この問題を解決するには、製造元の Web サイトで Dr. Solomon's AntiVirus ソフトウェアの更新情報を参照してください。 6. セットアップ中のスキャンディスクによるハード ディスクの問題の検出 ==================================================================== Windows 98 Second Edition のセットアップ中における問題の検出 ------------------------------------------------------------ Windows 98 Second Edition のセットアップ中に実行するスキャンディスクのバー ジョンは、エラーの検査だけを行い、エラーの修復は行いません。問題があった場 合は、問題が修復されるまでセットアップを続行できません。これらの問題を修復 するには、セットアップを終了し、Windows 95 または MS-DOS でスキャンディス クを実行します。スキャンディスクを使ってこれらの問題を解決する方法の詳細に ついては、以下の項目を参照してください。 ハード ディスクの問題を修復する ------------------------------- セットアップ中に、ハード ディスクの問題を修復するためにスキャンディスクを 実行しなければならないことを示すメッセージが表示された場合は、次の手順に 従って問題を修復してください。 MS-DOS、または Windows 3.1 などの以前のバージョンの Windows に上書きして Windows 98 をセットアップする場合: 1. Windows を終了します。 2. フロッピー ディスクからセットアップする場合は、セットアップ ディスクの 1 枚目をフロッピー ディスク ドライブに挿入し、コマンド プロンプトで次の ように入力します。 a:scandisk.exe /all "a" ドライブに、Windows のディスクが入っています。 3. CD-ROM からセットアップする場合は、CD-ROM を挿入し、次のように入力します。 d:\win98n\scandisk.exe /all "d" ドライブに、CD-ROM が入っています。 4. 画面に表示される指示に従って操作し、スキャンディスクが検出した問題を修復 します。 5. Windows を起動し、再びセットアップを実行します。 以前のバージョンの Windows 98 または Windows 95 に上書きして Windows 98 Second Edition をセットアップする場合: 1. セットアップを終了します。 2. [スタート] メニューの [プログラム] をポイントし、[アクセサリ] をポイント します。次に、[システム ツール」をポイントし、[スキャンディスク] をク リックします。 3. ハード ディスクとホスト ドライブにエラーがないかどうかをチェックし、問題 が検出された場合は修復します。すべてのドライブに対して完全チェックを実行 してください。そうしないと、セットアップ中に再びエラーが検出される可能性 があります。 スキャンディスクの実行に関する問題 ---------------------------------- スキャンディスクが問題を修復できなかったり、またはエラーが発生したりする場合 があります。 ドライブスペース 3 による圧縮を実行している場合: システムにドライブスペース 3 の圧縮をインストールしている場合、コンベンショ ナル メモリが不足する可能性があります。メモリを解放するには、次の方法があり ます。 * MS-DOS 6.x を実行している場合は、MEMMAKER.EXE を使って、スキャンディスクを 完了するのに十分なメモリを解放できます。 * メモリを増やしてクリーン ブートを実行する方法については、「MS-DOS から Windows 98 Second Edition をインストールする場合」を参照してください。 * Windows 95 を実行しているときにドライブをチェックします。 それでもメモリが不足する場合、またはセットアップがスキャンディスクを実行し ているときにその他の問題が起きる場合は、/IS オプションを付けてセットアップ を実行すると、セットアップ中のスキャンディスクを省略できます。それには、次 のコマンドを入力します。 setup /is 注: セットアップ中のスキャンディスクを省略することはお勧めできません。ス キャンディスクを省略すると、ハード ディスクに問題が残り、Windows 98 Second Edition を正常にインストールしたり、実行したりすることができない場合があり ます。 7. Windows 98 のセットアップ中に発生する CAB ファイル エラー ============================================================ Windows 98 をインストールしたり、Windows のフロッピー ディスクや CD-ROM か らコピーが必要なコンポーネントをインストールしようとする場合、次のいずれか のメッセージが表示される場合があります。 - 次の展開エラーが発生しました: "セットアップ ファイル (.CAB) を展開できませんでした。 [OK] をクリックするとエラーを修正して続行します。" - "Setup cannot copy all of the files from your Windows 98 CD. Clean the Windows 98 CD with a soft cloth, return it to the CD-ROM drive, and then click OK. If you receive this message again, read the CAB Errors section of the Setup.txt file. This file is in the Win98 directory of your Windows 98 CD." これらのメッセージが表示される理由は次のいずれかです。 - Windows 98 CD-ROM が破損しているか、よごれや指紋が付いているか、または CD に傷が付いています。 - CD-ROM が正常に動作していません。CD-ROM の振動がレーザーに対して大きす ぎて、データを正確に読み取れていない可能性があります。 - コンピュータがオーバー クロックされています。Windows 98 のキャビネット ファイルからファイルを抽出する場合、メモリが集中的に使用されます。コン ピュータが規定の設定からオーバー クロックされている場合、デコード エラー が発生する可能性があります。オーバー クロックしていないコンピュータでも、 冷却に問題がある場合は、デコード エラーが発生する可能性があります。 - コンピュータに装備されている RAM またはキャッシュが、不良または不適当で す。たとえば、EDO と EDO 以外の RAM を併用している場合や、RAM の速度が異 なっている場合などです。Windows が問題なく動作しているように見える場合で も、ファイルの抽出やディスク アクセスによる負荷により、デコード エラーが 発生する場合があります。 - サード パーティ製のメモリ マネージャを使用しています。 - コンピュータにウイルスが感染しています。 このエラー メッセージを解決するには、次の手順に従って操作します。 1. CD-ROM を CD-ROM ドライブから取り出し、1/4 〜 1/2 回転させてドライブに戻 します。次に [OK] をクリックします。 2. CD-ROM を CD-ROM ドライブから取り出します。柔らかい布で表面を拭き、ドライ ブに戻します。次に [OK] をクリックします。 3. リアル モード CD-ROM ドライバを使用します。使用中の CD-ROM ドライブ用のリ アル モード CD-ROM ドライバが見つからない場合は、Windows 98 起動ディスク の CD-ROM ドライバを使用してください。Windows 98 の起動ディスクでは、IDE および SCSI CD-ROM を含むほとんどの CD-ROM ドライブがサポートされています。 Windows セットアップを MS-DOS から実行します。 4. ハード ドライブのいずれかに、"W98Flat" という名前で空のフォルダを作成しま す。CD-ROM の Win98N フォルダの内容を、作成した "W98Flat" フォルダにコピー します。CD-ROM の Win98N フォルダの内容をハード ディスクにコピーできない場 合は、CD-ROM が破損している可能性があります。 5. ウイルス検出ソフトウェアを使用して、コンピュータがウイルスに感染していな いかどうかを確認します。 6. 次のコマンドで Windows 98 セットアップを実行します setup /c このスイッチは、SMARTDrive の実行を省略します。実行速度は低下しますが、よ り信頼性の高い環境となります。 7. これまでの方法をすべて試しても Windows 98 の CAB エラーが発生する場合は、 手動で CD-ROM の Windows 98 キャビネット ファイルからすべての Windows 98 ファイルをハード ディスクに抽出し、ハード ディスクから Windows 98 セット アップを実行します。Windows 98 ファイルを抽出するには、ハード ディスクに 約 300MB の空きディスク領域が必要です。Windows 98 ファイルの抽出には、 EXT.EXE ユーティリティを使用できます。このユーティリティは Windows 98 起 動ディスク、および Windows 98 CD-ROM の \Oldmsdos フォルダにあります。手 動で Windows 98 ファイルを抽出するには、次の手順に従って操作します。 a. Windows 98 起動ディスクをフロッピー ディスク ドライブに挿入し、 コンピュータを再起動します。 注: Windows 98 起動ディスクがない場合は、「3. MS-DOS から Windows 98 Second Edition をインストールする場合」の「リアル モード CD-ROM ドライ バのインストールに関するヒント」を参照してください。 b. コマンド プロンプトで、「ext」と入力します (かっこは入力しません)。 c. キャビネット ファイルの場所を確認するメッセージが表示されたら、手順 4 で作成した W98Flat フォルダのパスを入力します。 d. 抽出するファイルを確認するメッセージが表示されたら、次のように入力します。 *.* e. ファイルの抽出先を確認するメッセージが表示されたら、作成した W98Flat フォルダのパスを入力します。 注: PRECOPY1.CAB および PRECOPY2.CAB キャビネット ファイルのファイルは 抽出されません。 f. すべてのファイルが抽出されたら、ハード ディスクの W98Flat フォルダから セットアップを実行します。 8. Windows 98 Second Edition のシステムからの削除 ================================================= システム ファイルの保存 ---------------------- Windows 98 Second Edition のセットアップでは、後で Windows 98 をアンインス トールする必要が生じたときのために、以前のバージョンの Windows をバックアッ プするオプションが用意されています。このオプションを有効にするには、セット アップ中に確認のメッセージが表示されたときに「システム ファイルの保存」を選 択します。セットアップによって、Windows 98 をアンインストールするために必要 な次の隠しファイルが作成されます。 * Winundo.dat * Winundo.ini * Winlfn.ini 注: これらのファイルを削除すると、Windows 98 Second Edition をアンインス トールすることができなくなります。 次のいずれかの場合は、Windows 98 Second Edition をアンインストールすることが できないため、システム ファイルの保存を確認するメッセージは表示されません。 * 現在の Windows が圧縮ドライブにインストールされている場合。 * 新しいディレクトリにインストールするか、または利用できる以前のバージョンが なく、クリーン インストールを行う場合。 * Version 5.0 より前のバージョンの MS-DOS を実行している場合。 注: Windows 98 Second Edition を削除するために必要なファイルは、ローカルの ハード ディスク ドライブに保存されていなければなりません。これらのファイルを ネットワーク ドライブやフロッピー ディスクに保存することはできません。十分な 空き領域のあるドライブが 2 つ以上ある場合に限り、アンインストール情報を保存 するドライブを選択できます。 ほかにも、Windows 98 のセットアップが完了した後で、Windows 98 をアンインス トールできなくなるさまざまな原因があります。システムからアンインストール情報 が削除される原因を次に示します。 * ハード ディスクを FAT32 に変換した場合。 * ハード ディスクをドライブスペースで圧縮した場合。 注: これらのユーティリティは、変換または圧縮を実行する前に、アンインストー ル情報が失われることを警告します。 Windows 98 Second Edition の削除 -------------------------------- >>>Windows 98 Second Edition を削除し、システムを以前のバージョンの MS-DOS と Windows 3.x、または Windows 95 に完全に復元するには 1. [スタート] ボタンをクリックし、[設定] をポイントします。次に [コントロー ル パネル] をクリックします。 2. [アプリケーションの追加と削除] アイコンをダブルクリックします。 3. [インストールと削除] タブの [Windows 98 のアンインストール] をクリックし、 [追加と削除] をクリックします。 または、Windows 98 の起動に問題がある場合は、起動ディスクを使ってコンピュー タを起動し、起動ディスクから UNINSTAL を実行します。 注: UNINSTAL を実行するには、Windows 98 をシャットダウンする必要があります。 使用中のコンピュータでシャットダウンに問題がある場合は以下の手順で操作します。 まず、コンピュータを再起動し、"Windows 98 を起動しています" というメッセージが表示さ れたら F8 キーを押します。次に、[コマンドプロンプトのみ] を選んで、コマンド プ ロンプトから UNINSTAL を実行します。 セットアップが正常に完了せず、以前のバージョンの MS-DOS と Windows 3.x、また は Windows 95 を復元する場合は、ハード ディスクの \Windows\Command ディレク トリ、または起動ディスクから UNINSTAL を実行できます。 起動ドライブ以外にファイルを保存した場合は、/w オプションを使うと、ファイル のあるドライブを指定できます。たとえば、次のように入力します。 uninstal /w e: "e" は、以前のシステム ファイルを含むドライブ文字です。 Windows 98 を実行しているときにアンインストール ファイルを削除して空きディス ク領域を増やすには、次の手順に従って操作します。 1. [スタート] ボタンをクリックし、[設定] をポイントします。次に、[コントロー ル パネル] をクリックします。 2. [アプリケーションの追加と削除] アイコンをダブルクリックします。 3. [インストールと削除] タブで [Windows 98 アンインストール情報の削除] をク リックし、[追加と削除] をクリックします。または [Remove Windows 95 system files (Uninstall Info)] をクリックします。 これ以降、Windows 98 は削除できなくなります。 9. 圧縮ドライブがある場合の問題 =============================== ハード ディスクを圧縮している場合は、圧縮ドライブのホスト パーティションに 十分な空き領域がないというメッセージが表示されることがあります。セットアッ プでは、起動ドライブ、起動ドライブのホスト、または Windows ドライブのホスト に一部のファイルをコピーする必要がある場合があります。このメッセージが表示 された場合は、指定されたドライブの空き領域を増やし、もう一度セットアップを 実行します。次のいずれかの操作を実行してください。 * 可能な場合は、Windows を圧縮されていないドライブにセットアップします。 * ホスト パーティションの不要なファイルを削除します。 * Windows 3.1 を実行していて、常設スワップ ファイルがある場合は、スワップ ファイルのサイズを縮小してください。コントロール パネルの [エンハンスド モード] アイコンをダブルクリックし、[スワップ ファイルの設定] をクリック します。次に、スワップ ファイルのサイズを変更します。 * ディスク圧縮ソフトウェアを使って、圧縮ドライブのホスト ドライブの空き領域 を増やします。ドライブスペースまたは DoubleSpace でドライブを圧縮した場合 は、次の手順に従って操作します。 1. Windows を終了します。 2. DRVSPACE.EXE または DBLSPACE.EXE を実行します。 3. ホストの空き領域を増やす圧縮ドライブを選択します。 4. [ドライブ] メニューの [空き領域の調整] をクリックし、必要に応じて空き 領域を調整します。 Windows 95 のドライブスペース、または Microsoft Plus! のドライブスペース 3 でドライブを圧縮した場合は、次の手順に従って操作します。 1. Windows を起動します。 2. [スタート] ボタンをクリックし、[プログラム] をポイントします。次に、 [アクセサリ] をポイントし、[システム ツール] をポイントします。次に、 [ドライブスペース] をクリックします。 3. ホストの空き領域を増やす圧縮ドライブを選択します。 4. [ドライブ] メニューの [空き領域の調整] をクリックし、必要に応じて空き 領域を調整します。 Stacker など、その他の圧縮ソフトウェアを使用した場合は、ソフトウェアのマニュ アルを参照してください。 注: セットアップによって表示される空き領域のサイズと、ホスト ドライブにあ ると考えられる空き領域のサイズが異なる場合があります。Windows は、スワップ ファイルを作成するために空き領域の一部を使います。この空き領域は、Windows を実行していないときは、割り当てられていないように表示される場合があります。 注: セットアップ中に起動ディスクを作成する場合は、起動ディスクに圧縮ディス クを使用しないでください。 10. Windows 98 Second Edition と Windows NT の同時インストール ============================================================== Windows 98 Second Edition は、どのバージョンの Windows NT にも上書きインス トールすることはできませんが、単一のシステムに共存することができます。ただし、 互換性の理由により、それぞれ別のハード ディスクまたはパーティションにインス トールすることをお勧めします。Windows NT が既にインストールされている場合は、 Windows 98 のセットアップによって、ユーザーが Windows 98 と Windows NT のマ ルチブートを使用できるように、自動的に Windows NT の起動メニューに Windows 98 が追加されます。 Windows NT を起動できなくなった場合は、Windows NT 修復ディスクから起動し、 [Repair] オプションを選んで、Windows NT のブート ファイルを復元してください。 ドライブが Windows NT で作成されたシステムに Windows 98 をインストールする と、次のエラーが表示される可能性があります。 "ハードディスクに 64K クラスタ FAT パーティションが見つかりました。スキャン ディスクは、このクラスタ サイズのディスクでは動作しないため、セットアップを 続行できません。セットアップを完了するには、ハード ディスクの再分割を行い、 クラスタ サイズ 32K 以下の FAT ファイル システムを使用するパーティションを フォーマットしてから、セットアップをやり直してください。" /is パラメータを付けてセットアップを実行すると (例: Setup /is)、スキャン ディスクが実行されないため、この問題を回避することができます。 Windows NT とのデュアル ブートの設定 ------------------------------------ x86 コンピュータでデュアル ブート構成を設定するには、通常の方法でオペレー ティング システムをインストールし、次に示すように BOOT.INI ファイルを編集し ます。システムの起動情報はすべて、セットアップ中に自動的にコンピュータのハー ド ディスクのルートに作成される BOOT.INI ファイルに保存されます。 BOOT.INI ファイルを編集するには: 1. エクスプローラで、[表示] メニューの [フォルダ オプション] をクリックし、 [表示] タブをクリックします。次に、[すべてのファイルを表示する] をクリッ クします。 2. [登録されているファイルの拡張子は表示しない] チェック ボックスがオフに なっていることを確認し、[OK] をクリックします。 3. BOOT.INI ファイルをマウスの右ボタンでクリックし、[プロパティ] をクリック します。 4. [読み取り専用] チェック ボックスをオフにし、[OK] をクリックします。 5. BOOT.INI ファイルをマウスの右ボタンでクリックし、[コピー] をクリックしま す。エクスプローラの何も表示されていない領域をマウスの右ボタンでクリック し、[貼り付け] をクリックします。"コピー 〜 BOOT.INI" という名前のバック アップ コピーが作成されます。 6. BOOT.INI ファイルをダブルクリックします。 7. ファイルの [operating systems] セクションに、次の例のように別のシステム の名前と場所を追加します。 [operating systems] C:\Winnt="Windows NT 4.0" C:\="Microsoft Windows" 8. BOOT.INI ファイルを保存し、閉じます。 9. BOOT.INI ファイルをマウスの右ボタンでクリックし、[プロパティ] をクリック します。 10. [読み取り専用] チェック ボックスをオンにし、[OK] をクリックします。 11. セットアップのエラー メッセージ =================================== ここでは、セットアップ中に表示される可能性のある個別のメッセージと、それぞ れのエラーに対処する方法について説明します。 メッセージ SU0018 ----------------- "起動ドライブにファイルを作成できません。Windows 98 をインストールできませ ん。起動ドライブのルート ディレクトリにファイルが多すぎるか、起動ドライブ が変更されている可能性があります。" ドライブのルート フォルダに格納できるエントリ (ファイルまたはフォルダ) の 上限は 512 個です。このメッセージは、使用中のコンピュータのルート フォルダ に検出されたディレクトリ エントリが多すぎるため、Windows 98 をセットアップ するために必要なファイルを作成できないことを示しています。ドライブのルート フォルダのファイルをいくつか移動または削除し、もう一度セットアップを実行し てください。 "修復できないセットアップ エラー" メッセージ -------------------------------------------- "修復できないセットアップ エラー このシステム構成ではセットアップを続行で きません。[OK] をクリックしてセットアップを中止してください。 " このエラーは、さまざまな条件により発生する可能性があります。詳細については、 「セットアップに関する一般的な注意事項」および「MS-DOS から Windows 98 Second Edition をインストールする場合」を参照してください。 Long File Names のエラー メッセージ ----------------------------------- "アプリケーション Long File Names がこのディレクトリにインストールされてい ます。セットアップを続行できません。" というメッセージが表示された場合は、 セットアップを中止します。Long File Names のアンインストール機能を使って Long File Names をコンピュータから削除してください。詳細については、「View Software」を参照してください。 メモリ不足のメッセージ ---------------------- メモリ不足のメッセージが表示された場合は、TSR (メモリ常駐プログラム) をコ メントとして除いたり、デバイス ドライバを上位メモリ領域に読み込んだりする と、コンベンショナル メモリを増やすことができます。これらの手順を実行する 方法の詳細については、 http://support.microsoft.com/support/kb/articles/q134/3/99.asp にある Microsoft Knowledge Base Article Q134399 の「How to Increase Conventional Memory for MS-DOS-Based Programs」を参照してください。 空きディスク領域不足のメッセージ -------------------------------- 次の手順のいずれか、またはすべてを実行することにより、空きディスク領域を増 やすことができます。 * マウスの右ボタンで [ごみ箱] アイコンをクリックし、[ごみ箱を空にする] を クリックします。 * インターネット ブラウザのキャッシュ フォルダの内容を削除します。 * 拡張子が .bak および .tmp のファイルを削除します。 * 使われていないプログラム フォルダを削除します (最初にデータをバックアッ プしてください)。 * Windows 98 と MS-DOS の両方を実行するようにコンピュータを設定する予定が ない場合は、以前の MS-DOS のフォルダを削除します (最初に、CD-ROM ドライ ブへのアクセスをサポートする起動ディスクがあることを確認してください)。 * 以前の Windows 95 のインストール先から、隠しファイルの Winundo.dat を削除 します。 * Windows 3.1 と Windows 98 の両方を実行するようにコンピュータを設定する予 定がない場合は、以前の Windows 3.1 のフォルダを削除します。 "一時ディレクトリに書き込めません。" メッセージ ----------------------------------------------- 一時ディレクトリのディスク領域が不足していると、このメッセージが表示される 可能性があります。別のドライブ上に利用できる領域がある場合は、次のコマンド ラインを使って、一時ディレクトリの場所を変更してください。 Setup /T:<ドライブ文字>:\TEMP 別のドライブ上に利用できる領域がない場合は、空きディスク領域を増やし、もう 一度セットアップを実行します。削除できるファイルの一覧については、「空きディ スク領域不足のメッセージ」を参照してください。 Multimedia Cloaking があり、フロッピー ディスクから Windows 98 をインストー ルする場合、セットアップは正常に実行されない可能性があります。セットアップが .CAB ファイルを読み取ることができないという内容のメッセージが表示された場合 は、次の手順に従って操作してください。 1. CONFIG.SYS ファイルと AUTOEXEC.BAT ファイルから、CACHECLK.EXE の記述があ る行を削除します。 2. コンピュータを再起動します。 3. もう一度セットアップを実行します。 メッセージ SU0010、SU0012、SU0015、または SU0016 ------------------------------------------------ セットアップ中にこれらのメッセージのいずれかが表示された場合、詳細については、 「Windows 98 Second Edition と Windows NT の同時インストール」を参照して ください。 メッセージ SU0011 ----------------- ハード ディスクがパスワードで保護されている場合、セットアップは正常に終了で きません。最初にパスワードによる保護を解除しなければなりません。詳細につい ては、コンピュータのマニュアルを参照してください。 メッセージ SU0013 ----------------- Windows 98 をセットアップするには、起動ドライブは MS-DOS 起動パーティショ ンでなければなりません。起動ドライブが HPFS または NTFS としてフォーマット されている場合は、セットアップを実行する前に MS-DOS 起動パーティションを作 成しなければなりません。MS-DOS 起動パーティションを作成する方法の詳細につ いては、コンピュータのマニュアルを参照してください。 Standard Mode メッセージ ----------------------- 次のいずれかのエラー メッセージが表示された場合は、CONFIG.SYS ファイルから EMM386.EXE などのメモリ マネージャを削除し、もう一度セットアップを実行しま す。 Standard Mode: Invalid DPMI return. Standard Mode: Fault in MS-DOS Extender. Standard Mode: Bad Fault in MS-DOS Extender. Standard Mode: Unknown stack in fault dispatcher. Standard Mode: Stack Overflow. 注: それでも問題が起きる場合は、もう一度 EMM386.EXE を CONFIG.SYS ファイル に追加し、すべてのアドレス範囲を除外します。たとえば、次のように入力します。 device=c:\windows\emm386.exe x=A000-FFFF セットアップ中にこれらのメッセージが表示されたり、またはコンピュータの応答 が停止したりする場合は、SmartDrive のダブルバッファを有効にします。SCSI ハー ド ドライブや ESDI ドライブには、ダブルバッファが必要なものがあります。 ダブルバッファを有効にするには、CONFIG.SYS ファイルの先頭に次の行を追加しま す。 device=c:\windows\smartdrv.exe /double_buffer+ "c:\windows" には、Windows ディレクトリのパスを入力します。 "システム ファイルをバックアップできません。"メッセージ ------------------------------------------------------- セットアップがシステム ファイルを保存しているときにこのエラー メッセージが 表示される場合は、空きディスク領域、特に圧縮ディスク上の空き領域が不足して いる可能性があります。不要なファイルを削除し、システム ファイルが保存され ているドライブ (既定の設定では、Windows ディレクトリの存在するドライブ) の 空き領域を増やしてください。 多くのシステムでは、アンインストールのために最大で 75MB の空き領域が必要に なる場合があります。セットアップでシステム ファイルを保存するオプションが表 示されない場合は、空きディスク領域が非常に少ない可能性があります。 "このシステム構成ではセットアップを続行できません。" メッセージ --------------------------------------------------------------- このメッセージが表示される場合は、互換性のない以前のディスク パーティション がある可能性があります。セットアップを実行する前に、データをバックアップし、 ディスクのパーティションを分割し直す必要があります。 メッセージ SU0167 ----------------- コンピュータに "デスクトップ" という名前のファイルまたはフォルダがあります。 現在のデスクトップ フォルダの名前を変更するか、またはこのフォルダを移動し、 もう一度セットアップを実行してください。 メッセージ SU0168 ----------------- このバージョンのセットアップではアップグレードできないオペレーティング シス テムが、コンピュータに既にインストールされています。Windows 95 (または Windows 98) のアップグレードを入手してください。 このエラーは、OEM バージョンの Windows 98 を、以前のバージョンの Windows に 上書きインストールしようとした場合に発生します。また、アプリケーションが OEM バージョンの SETUPX.DLL をインストールしたために、現在の Windows が OEM バー ジョンとして認識されている場合にも発生します。 この場合は、SETUPX.DLL を現在のインストール メディアにある適切なバージョンで 置き換えます。 1. Windows 95 または Windows 98 の CD を CD-ROM ドライブに挿入します。 2. コマンド プロンプトで、CD-ROM ドライブに移動します。 3. 「Extract /a base4.cab SetupX.dll /l c:\」と入力します。 4. C ドライブから、SETUPX.DLL を Windows\System ディレクトリにコピーします。 5. Windows 98 Second Edition セットアップをもう一度実行します。 SU99xxxx メッセージ ------------------- SU99 は、セットアップに個別のエラー メッセージが用意されていないエラーすべ てに追加されるプレフィックスです。これらのエラーは、コンベンショナル メモリ の不足が原因で起きる場合があります。既に起動ディスクを作成している場合は、 セットアップを中止し、コンピュータをシャットダウンします。次に、起動ディス クを挿入し、コンピュータを再起動します。次に、MS-DOS コマンド プロンプトか らセットアップを実行します。 "コンベンショナル メモリが不足しているため、ハード ディスクを検査できませ ん。"、"ハード ディスクをチェックできませんでした。" メッセージ ------------------------------------------------------------------------- これらのエラーのいずれかが表示される場合は、セットアップがハード ディスク ドライブをチェックするためにスキャンディスクを実行できなかったことを示しま す。これは、コンベンショナル メモリが不足していたり、セットアップから実行さ れているスキャンディスクでは修復できないエラーがディスクに含まれていたりす る場合に起きる可能性があります。これらのエラーを回避するには、次の手順に従っ て操作します。 1. システムを MS-DOS モードで再起動します。 2. ScanDisk /all を実行します。 3. セットアップをもう一度実行します。 それでもセットアップが失敗する場合は、MS-DOS モードで再起動し、 Scandisk /all /surface を実行します。これには少し時間がかかりますが、ハー ド ディスクの状態はよくなります。これらのオプションを付けてスキャンディスク を実行した後もセットアップを続行できない場合は、Setup /is を実行してスキャ ンディスクを省略してください。 注: スキャンディスクを省略することはお勧めできません。ディスクにエラーがな いことがわかっている場合にだけ、スキャンディスクを省略してください。エラー が残っていると、セットアップが失敗し、システムを起動できなくなる場合があり ます。 12. ハードウェアに関する注意事項 ================================ ここでは、セットアップが Windows 98 Second Edition を正常にインストールでき なくなる可能性がある個別のシステム構成について説明します。 PC-9801BA3/U2,BX3/U2 -------------------- PC-9801BA3/U2,BX3/U2 へ Windows 98 をインストールする場合、PC-9801-96 (ウィンドウアクセラレータ Cirrus 社製 GD5428 チップ) が必須となります。 PC-9801BX3, PC-9821As2,Bs,Cx,Es,Ts,Xe ------------------------------------- PC-9801BX3, PC-9821As2,Bs,Cx,Es,Ts,Xe へ Windows 98 をインストールする場 合、専用 ODP が必須となります。 APM 1.0 搭載機における注意事項 ------------------------------ APM 1.0 搭載機(*1)において、セットアップ中にキー入力をせずに長時間放置すると、 スタンバイのダイアログメッセージが連続表示される場合がありますが、セットアップ は継続可能ですので、マウス等で適切な継続処理を行ってください。尚、この現象は セットアップが完了するか、コンピュータの再起動が行われると発生しなくなります。 *1:該当機種 PC-9821Np, Nf, ODP を実装した PC-9821Es PC-9821Ct20 の MIDI サウンド機能について ---------------------------------------- PC-9821Ct20 で動作中の Windows 95 へ Windows 98 Second Edition をアップグレード セットアップすると、YMF701 互換 MPU ドライバがセットアップされず、MIDI 音源が鳴 らなくなる場合があります。この問題を回避する為には、以下の手順で修正を行ってくだ さい。 (1) [コントロールパネル] - [システム] - [デバイスマネージャ] を開く。 (2)「サウンド,ビデオ,およびゲームのコントローラ」において!マーク ×マーク が付いているものを選択し、[削除(E)] ボタンを押して削除してください。 (3)「不明なデバイス」において、下記のサウンドドライバがあれば、全て削除して ください。 YMF701互換 MPU401(IRQ5) YMF701互換 MPU401 out 98 CanBe Sound3 MPU401(IRQ5) 98 CanBe Sound3 MPU401 out (4) [コントロールパネル] - [ハードウェアの追加] を起動する。 (5) 自動検出を選択する。 新規にサウンドデバイスが検出されます。Windows 98 Second Edition を再起動させる と、サウンドが正常動作します。 PC-9821Na9/12/13/15 内蔵サウンド機能について -------------------------------------------- PC-9821Na9/12/13/15 に製品版の Windows 95 をインストールし、Windows 98 Second Edition のアップグレードセットアップを行うと、サウンドが鳴らなくなる場合があります。この 場合は以下の手順で修正を行ってください。 (1) [コントロールパネル] - [ハードウェア] を起動する。 (2) 自動検出を選択する。 新規にサウンドデバイスが検出されます。Windows 98 Second Edition を再起動させると、 サウンドが正常動作します。 この問題は、プリインストールされている Windows 95 へ Windows 98 Second Edition をイン ストールした場合には発生しません。 4連装 CD-ROM ドライブ搭載機へのセットアップ -------------------------------------------- 4連装 CD-ROM ドライブが実装されているコンピュータで動作中の Windows 95 へアッ プグレードセットアップを行うと、CD-ROM の第2ドライブ以降の CD-ROM ドライブ文字 が引き継がれない場合があります。この場合は デバイスマネージャにてドライブ文字を 再設定してください。 プラグ アンド プレイ ネットワーク カードと 16 ビット リアル モード ドライバ --------------------------------------------------------------------------- ネットワーク インターフェイス カード (NIC) 用に 16 ビット リアル モード ド ライバを実行する必要がある場合 (DLC またはその他のリアル モード プロトコル を使う場合には一般的です)、Windows 98 がプラグ アンド プレイ カードを有効に する前に 16 ビット NIC ドライバが読み込まれるため、プラグ アンド プレイ カー ドが機能していないように見えることがあります。 NEC 106キーボードおよび楽々キーボードを使用する場合の注意事項 ----------------------------------------------------------- 平成7年秋から平成8年10月に出荷された機種および「NECドライバキット (Windows(R)95版)」に添付されているキーボードドライバをご利用になっている場合 --------------------------------------------------------------------------- 【対象機種】 平成7年秋から平成8年10月に出荷された機種(PC-9821Xa10/Xa12/Xa13/Xa16/Xt13/ Xt16/Xb10/Xv13/Xv20/Xc13/V7/V10/V12/V13/V16/V20/Na12/Na13/Nb10/Cb3/Cb10/ Cr13/Cx3/Cx13/Cu10/Ct16)のWindows 95 インストールモデル、および「NECドライ バキット(Windows(R)95版)」に添付されている106キーボードドライバおよび楽々キ ーボードドライバをご利用になっている場合。 Windows 98 をセットアップする前に、キーボードドライバを98シリーズ標準のキーボ ードドライバに変更後、Windows98のセットアップを行ってください。標準のキーボー ドドライバへの変更は下記手順に従い行ってください。 (1) [スタート]メニューの[設定]−[コントロールパネル]から [キーボード]アイコンを選択します。 (2) [情報]タグを選択します。 (3) [変更]を選択しますと、デバイスの選択が表示されます。 「NEC PC-9800 シリーズ キーボード」 または 「PC-9800 シリーズ キーボードまたは98 スタンダード キーボード(95)」 をクリックし、[OK]ボタンを押してください。 (4) ドライバのコピーが始まりますので、その後、画面の支持に従いWindows 95 を 再起動します。 以上の手順により、キーボードドライバの変更が終了します。 Windows 98 のセットアップ終了後、それぞれのキーボードドライバをインストールし てください。それぞれのキーボードドライバのインストール方法は下記、「NEC 106 キ ーボードの使用方法(ドライバセットアップ手順)」および「NEC 楽々キーボードの使用 方法(ドライバセットアップ手順)」を参照してください。 上記【対象機種】以外の機種のWindows 95 インストールモデルをご利用になっている 場合 --------------------------------------------------------------------------- クリーンセットアップにより、Windows 98 をセットアップする場合、クリーンセット アップ後、それぞれのキーボードドライバをインストールしてください。インストール 方法は下記、「NEC 106 キーボードの使用方法(ドライバセットアップ手順)」および 「NEC 楽々キーボードの使用方法(ドライバセットアップ手順)」を参照してください。 アップグレードセットアップにより、Windows 98 をセットアップする場合、Windows 95 で「NEC 106 キーボード(Ctrl + 英数)」を使用していたお客様は、Windows 98 へアッ プグレードセットアップを行った際に、キーボードドライバが「106 キーボード」へと 変更されます。下記、「NEC 106 キーボードの使用方法(ドライバセットアップ手順)」 により、キーボードドライバを変更してください。 NEC 106 キーボードの使用方法(ドライバセットアップ手順) ------------------------------------------------------ NEC 106 キーボード (PC-9801-116) を使用する際は、下記手順に従いキーボードドライ バのセットアップを行ってください。 (1) [コントロールパネル] - [システム] - [デバイス マネージャ] を開く。 (2) [キーボード] の左側の [+] の四角をクリックする。 (3) [NEC PC-9800 シリーズ キーボードまたは 98 スタンダード キーボード(95)] を 選択し [プロパティ(R)] ボタンをクリックする。 (4) [ドライバ] タグを選択し [ドライバの更新] ボタンをクリックする。 (5) デバイスドライバウィザードが起動したら [次へ] ボタンをクリックし [特定の場 所にあるすべてのドライバの一覧表を指定した場所に作成し、インストールするド ライバを選択する。] を選択し、[次へ] ボタンをクリックする。 (6) [すべてのハードウェアを表示] を選択する。 (7) [106 キーボード (Ctrl+英数)] を選択し [次へ] ボタンをクリックする。 (8) [ドライバ更新の警告] が表示されたら、[はい] ボタンをクリックし[次へ] ボタ ンをクリックする。 (9) ドライバのインストールが終了したら [完了] ボタンをクリックし、コンピュータ を再起動した後、利用可能となります。 NEC 楽々キーボードの使用方法(ドライバセットアップ手順) ------------------------------------------------------ NEC 楽々キーボード (PC-9801-98 / PC-9801-98-S02) を使用する際は、下記手順に従い キーボードドライバのセットアップを行ってください。 (1) [コントロールパネル] - [システム] - [デバイス マネージャ] を開く。 (2) [キーボード] の左側の [+] の四角をクリックする。 (3) [NEC PC-9800 シリーズ キーボードまたは 98 スタンダード キーボード(95)] を 選択し [プロパティ(R)] ボタンをクリックする。 (4) [ドライバ] タグを選択し [ドライバの更新] ボタンをクリックする。 (5) デバイスドライバウィザードが起動したら [次へ] ボタンをクリックし [特定の場 所にあるすべてのドライバの一覧表を指定した場所に作成し、インストールするド ライバを選択する。] を選択し、[次へ] ボタンをクリックする。 (6) [すべてのハードウェアを表示] を選択する。 (7) [楽々キーボード] を選択し [次へ] ボタンをクリックする。 (8) [ドライバ更新の警告] が表示されたら、[はい] ボタンをクリックし[次へ] ボタ ンをクリックする。 (9) ドライバのインストールが終了したら [完了] ボタンをクリックし、コンピュータ を再起動した後、利用可能となります。 13. メモリ マネージャ ===================== Windows 付属のメモリ マネージャ以外は、Windows98 と互換性がないか、または Windows 98 では問題を起こす可能性があります。Windows98 をセットアップする前 に CONFIG.SYS ファイルと AUTOEXEC.BAT ファイルからこれらに関連する行をすべて 削除し、代わりに、Windows または MS-DOS に付属の EMM386.EXE と HIMEM.SYS を 使ってメモリを管理することをお勧めします。 14. ディスク キャッシュ プログラム ================================== セットアップを実行する前に、サード パーティ製のディスク キャッシュ プログラ ムを削除し、Windows 98 に付属の SMARTDRV.EXE に置き換えることをお勧めします。 次のディスク キャッシュ ユーティリティのいずれかを実行している場合は、削除 してください。セットアップによって自動的に削除される場合もあります。 386MAX ディスク キャッシュ ユーティリティ (QCACHE.EXE) (SmartDrive と併用 しないでください) CACHE.EXE ディスク キャッシュ ユーティリティ CACHE.SYS ディスク キャッシュ ユーティリティ FLASH ディスク キャッシュ ユーティリティ (FLASH.EXE) (SmartDrive と併用し ないでください) Hyperdisk ディスク キャッシュ ユーティリティ (SmartDrive と併用しないでく ださい) ICACHE.SYS ディスク キャッシュ ユーティリティ IBMCACHE.SYS ディスク キャッシュ ユーティリティ Mace ディスク キャッシュ ユーティリティ (MCACHE.SYS) Norton Speed Drive ディスク ユーティリティ (SPEEDRV) Norton Utilities Version 5.0 および 6.1 (DISKREET、NCACHE) PC-Cache (PC Tools のディスク キャッシュ ユーティリティ) (セットアップの 前に削除しなければなりません) PC-Kwik ディスク キャッシュ ユーティリティ (PC-KWIK.EXE) PC-Kwik ディスク アクセラレータ PC-Kwik Version 1.59 (PCK.EXE、PSKSCRN.EXE、PCKEY.COM) PC Tools(TM) ディスク キャッシュ ユーティリティ (PC-CACHE.COM) Secretdisk II ディスク キャッシュ ユーティリティ (FAST512.SYS) (SmartDrive と併用しないでください) Super PC-Kwik ディスク キャッシュ ユーティリティ (SUPERPCK.EXE) SMARTDRV.EXE (CONFIG.SYS に記述している場合は、セットアップの前に削除しなけ ればなりません) 15. メモリ常駐 (TSR) プログラムの使用 ===================================== APPEND (MS-DOS) --------------- APPEND ユーティリティを Windows 98 で使用しないでください。Windows と Windows ベースのプログラムで使用するファイルに、有効なウェル フォームド パス (WFP) 名を作成できなくなります (WFP はファイルの完全な名前で、ドライブ文字 とルート ディレクトリから始まるフル パス指定が含まれます)。 Autocon Version 2.0e、Bootcon Version 1.60、BOOT.SYS ---------------------------------------------------- これらのプログラムを使うと、コンピュータを起動するときに複数の構成から選択で きます。Windows 98 のセットアップでは、CONFIG.SYS ファイルと AUTOEXEC.BAT ファイルの最初のセクションしか変更されないため、これらのファイルをセットアッ プの後に手動で変更する必要がある場合があります。詳細については、プログラムの マニュアルを参照してください。 Cubit Version 3.01 ------------------ Cubit を Windows 98 で使用しているときに、Windows の System フォルダ、または CONFIG.SYS ファイルから読み込まれるファイルを圧縮しないでください。 Windows 98 Second Edition にアップグレードする前に、以前のバージョンの Windows がハード ディスクに圧縮解除されていることを確認してください。Windows 98 Second Edition のセットアップが正常に完了したら、再びファイルを圧縮でき ます。 Doubledisk Version 2.5 ---------------------- Doubledisk を Windows 98 で使用すると、Windows 98 が存在しないディスク ドラ イブにアクセスしようとする場合があります。Doubledisk を使って圧縮ドライブを 作成すると、実在しないドライブが発生します。たとえば、コンピュータに A ドラ イブ、B ドライブ、および C ドライブがあり、Doubledisk を使って F ドライブを 作成すると、D ドライブおよび E ドライブが存在しない場合でも、Windows 98 と MS-DOS は D ドライブ および E ドライブを有効なドライブとして認識します。 DRVOFF ユーティリティを使うと、Windows が実在しないドライブを認識するのを防 ぐことができます。DRVOFF ユーティリティを注文するには、Vertisoft に問い合わ せてください。 Infinite Disk Version 2.1 ------------------------- Infinite Disk Version 2.1 は、Windows 98 では正常に動作しません。セットアッ プを実行する前に Infinite Disk ソフトウェアをコンピュータから削除するか、ま たはソフトウェアの製造元に問い合わせて、Windows 98 と互換性がある Infinite Disk ソフトウェアのバージョンを入手してください。 >>>コンピュータから Infinite Disk を削除するには 1. すべての圧縮ファイルを圧縮解除します。 2. CONFIG.SYS ファイルと AUTOEXEC.BAT ファイルから次の行を削除します。 iddrv.sys idres.exe protect /c 3. コンピュータを再起動し、もう一度セットアップを実行します。 NetWare(R) NetBIOS ------------------ 多くの構成では、NetWare NetBIOS TSR は Windows 98 と互換性がありません。多 くの場合は、セットアップによって NetWare NetBIOS が検出され、コンピュータか ら起動コマンドが削除されます。ただし、NetWare NetBIOS が AUTOEXEC.BAT ファ イル以外の場所 (たとえば、別のバッチ ファイル) から起動するように設定されて いる場合、セットアップでは NetWare NetBIOS を検出できません。この場合は、手 動で NetWare NetBIOS を削除する必要があります。Windows 98 には、NetBIOS の 代わりに使用できる IPX/SPX 互換プロトコルが含まれています。IPX/SPX 互換プロ トコルを使うように Windows 98 を設定する方法については、NETWORKS.TXT を参照 してください。 Newspace Version 1.07 --------------------- Windows 98 は、このディスク圧縮ユーティリティと互換性がありません。 Norton Desktop for Windows (EP.EXE) ----------------------------------- データ復元プログラムの Erase Protect (EP.EXE) が AUTOEXEC.BAT ファイルから 読み込まれている場合は、Windows をセットアップするとき、特に以前のバージョ ンの Windows からアップグレードする場合は、このプログラムを無効にしてくだ さい。Erase Protect は削除したファイルのコピーをすべて保存しようとするため、 セットアップの実行中にディスク領域が不足する可能性があります。 Erase Protect は、常設スワップ ファイルを使って実行することをお勧めします。 一時スワップ ファイルを使用している場合は、拡張子が .TMP または .SWP のファ イルを削除保護の対象から除外してください。 Norton Disklock Version 3.01 および 3.5 は、Windows 98 では正常に動作しま せん。セットアップを実行する前にこのソフトウェアをコンピュータから削除する か、または Symantec 製品サポートに問い合わせて、Windows 98 と互換性がある Disklock のバージョンを入手してください。 コンピュータから Disklock を削除する方法については、Norton Disklock のマニュ アルを参照してください。 PC Tools Deluxe(TM) Version 7.1 (DATAMON) ----------------------------------------- \SENTRY+ オプションを使って PC Tools DATAMON を読み込む場合は、空きディスク 領域が少ないと、セットアップが失敗する可能性があります。DATAMON を読み込む ときに \SENTRY+ オプションを使用しないでください。 SmartDrive を読み込んだ後で DATAMON を読み込まないでください。DATAMON を SmartDrive の後に読み込むと、コンピュータに障害が起きる可能性があります。 DATAMON を削除する方法については、PC Tools のマニュアルを参照してください。 PC Tools Deluxe Version 6.0 (DESKTOP) ------------------------------------- Windows のコマンド プロンプトから PC Tools を起動しようとすると、コンピュー タに障害が起きたり、コンピュータが自動的に再起動したりする可能性があります。 これらの問題は、Windows のコマンド プロンプトから MS-DOS コマンドを使用した 場合にも発生します。 PC Tools の Version 7.0 では、これらの問題が修正されている可能性があります。 ただし、Windows を起動する前に DESKTOP を読み込んだ場合は、DESKTOP をコマン ド プロンプトから読み込まないでください。コマンド プロンプトから読み込むと、 Windows を終了するときにコンピュータに障害が起きる可能性があります。 Windows 98 に用意されている PIF から DESKTOP を実行することをお勧めします。 SUBST (MS-DOS) -------------- セットアップ中に SUBST に問題が起きることがありますが、Windows 98 をインス トールした後で、再び安全に追加することができます。 UNDELETE -------- SENTRY オプションを使って UNDELETE を実行している場合は、セットアップに問題 が発生し、セットアップ中にディスク領域が不足する可能性があります。セット アップを実行する前に、CONFIG.SYS ファイルと AUTOEXEC.BAT ファイルから UNDELETE を削除することをお勧めします。 注: SENTRY オプションを使うと、"Sentry" という名前の隠しディレクトリが作成 されます。ファイルを削除すると、UNDELETE はファイルを現在の場所から Sentry ディレクトリに移動します。CONFIG.SYS ファイルや AUTOEXEC.BAT ファイルから UNDELETE を削除する前に、すべてのドライブに対して UNDELETE /PURGE コマンド を使って、空きディスク領域を増やしてください。 UNDELETE を削除しなかった場合、このコマンドはセットアップによって自動的に 無効にされます。