-------------------------------------------------------------------- Microsoft Windows 95 README: 受信トレイと Microsoft Exchange について 1995 年 11 月 -------------------------------------------------------------------- (C) Copyright Microsoft Corporation, 1995 このファイルでは、Microsoft Windows 95 のマニュアルやオンライン ヘルプに記述 されていない追加情報や最新情報について説明しています。 このファイルの読み方 -------------------- メモ帳を使って画面でこのファイルを読むときは、メモ帳のウィンドウを最大化する と読みやすくなります。 このファイルを印刷するには、メモ帳またはほかのワード プロセッサでファイルを 開き、[ファイル] メニューの [印刷] をクリックしてください。 目次 ==== Microsoft Exchange とは 必要なハードウェア構成 インストール Microsoft Exchange と Microsoft Mail を共存させるには インストール済みの Windows 95 をアップグレードするには トラブルシューティングのヒント Microsoft Exchange とは ======================= Microsoft Exchange を使って、電子メール、ファックスおよびメッセージの文書の 送受信ができます。Windows 95 で利用できるインフォメーション サービスには、 Microsoft Mail、Microsoft Fax および The Microsoft Network があります。また、 本バージョンの Windows 95 には、ワークグループ ポストオフィスを作成する機能が 含まれています。 必要なハードウェア構成 ====================== Microsoft Exchange の実行には、6 MB 以上の RAM と 10 MB 以上のハードディスク 容量 (スワップファイル用) が必要です。高性能を得るには、8 MB 以上の RAM をお 勧めします。 インストール ============ Windows 95 のセットアップから Microsoft Exchange をインストールするには、 Microsoft Exchange で利用するインフォメーション サービスを選択します。 Windows 95 のインストール後でも Microsoft Exchange をインストールできます。 デスクトップにある [受信トレイ] アイコンをダブルクリックし、Microsoft Exchange で利用するインフォメーション サービスを選択します。 デスクトップから [受信トレイ] を削除した場合は、コントロール パネルの [アプ リケーションの追加と削除] を使って Microsoft Exchange をインストールできま す。この場合は、インストール後にWindows 95 を再起動する必要があります。 Windows 95 をインストールするとき、あるいは Microsoft Exchange を初めて使用 するときに、Microsoft Exchange のセットアップ ウィザードが起動します。また、 コントロール パネルの [メールとファックス] アイコンを使って新しいプロファイ ルを追加するときにもウィザードが起動します。 Microsoft Exchange と Microsoft Mail を共存させるには ===================================================== Microsoft Exchange は、現存する Microsoft Mail プログラムと置き換わるように設 計されています。したがって Microsoft Exchange のインストールした後は、既にイ ンストールされている Microsoft Mail クライアントに替わって、Microsoft Exchange でメッセージを送受信することができます。 Microsoft Exchange では以下のポストオフィスと接続できます。 - Microsoft Mail Version 3.5 日本語版 ポストオフィス - Windows 95 日本語版に付属のワークグループ ポストオフィス さらに、Microsoft Exchange は以下のクライアントプログラムのメールが送受信が できます。(注1) - Microsoft Mail Version 3.5 Windows クライアント - Microsoft Mail Version 3.5 MS-DOS クライアント(注 1) - Microsoft Mail Remote for Windows Version 3.5 クライアント(注 2) - Windows NT 3.51 付属のメール クライアント 注 1:Microsoft Mail Version 3.5 または Microsoft Windows NT Version 3.51 の ユーザーと通信する場合は、相手の Windows クライアントの [メールヘッダー を日本語にする] チェック ボックスがオフになっている必要があります。この チェック ボックスは、Microsoft Mail Version 3.5 Windows クライアント の [メール] メニューの [環境の設定] コマンドで表示される [利用環境の設定] ダイアログ ボックスにあります。Microsoft Mail Version 3.5 の MS-DOS ク ライアントの設定については、「MS-DOS クライアント ユーザーズ ガイド」を 参照してください。 注 2:Microsoft Exchange から受信確認のオプション付きで Mail Remote for Windows クライアントにメールを送信した場合、返された受信確認メールの内 容が正しく表示されません。 インストール済みの Windows 95 をアップグレードするには ====================================================== 既存の Windows 95 セットアップに上書きして Microsoft Exchange をインストール できます。アップグレードすると、Microsoft Exchange の設定が一部失われる場合 があります。 製品版とベータ リリース版には相互運用性がありません。製品版とベータ版の Windows 95 の間ではメッセージを送受信することができません。 トラブルシューティングのヒント ============================== 自分の Microsoft Mail ポストオフィスへの接続で問題が生じたときは、自分のポス トオフィスにネットワーク アクセスができるか確認してください。[ツール] メ ニューをクリックし、[Microsoft Mail ツール] をクリックし、 [セッション ログ の表示] をクリックすると、エラーの原因の詳細を見ることができます。 メッセージの作成や読み出しで "フォームが開けません" という内容のエラー メッ セージが表示されたときは、フォーム ファイルが壊れている可能性があります。 この障害を解決するには、Microsoft Exchange を終了し、Windows\Forms ディレク トリにある Frmcache.dat を削除します。さらに、Windows\Forms ディレクトリの Frmcache.bak をコピーして、名前を Frmcache.dat に変更し、Microsoft Exchange を再起動します。 Microsoft Mail 3.x の拡張機能には、Microsoft Exchange と互換性がないものがあ ります。システムに問題が生じるのを防ぐために、Microsoft Exchange は互換性の ない拡張機能のいくつかを自動的に無効にします。Microsoft Mail 3.x の拡張機能が 問題の原因となる場合は、Msmail.ini の対応する行頭にセミコロン (;) を入力して 無効にすることができます。詳細については、それらの拡張機能を使用したアプリ ケーション製造元にご相談ください。 送信トレイへのメッセージ送信に問題がある場合は、誤ったインフォメーション サービスがメッセージを処理しようとしている可能性があります。これを解決するに は、[ツール] メニューの [オプション] をクリックし、[配信] をクリックし、イン フォメーション サービスが正しい順番になっていることを確認してください。 Microsoft Exchange の終了後も、mapisp32 は 約 20 秒間動作します。 Lotus Approach で、[File] メニューの [Send] をクリックしても動作しない場合は、 Windows ディレクトリに Msmail.ini ファイルがあることを確認してください。この ファイルがない場合は、Msmail.ini という名前で空のファイルを作成してください。 Microsoft Exchange は、メールをユーザーのコンピュータに存在する受信トレイに コピーするので、 2 つ以上の Microsoft Exchange (または Microsoft Mail) クラ イアントを、同じメールボックスに対して、同時に実行しないようにしてください。 初めて [ユーザー別の設定] を使用して Windows 95 を起動すると、Exchange の ツールバーが表示されないことがあります。この問題が発生した場合は、[ツール] メニューの [ツールバーの変更] をクリックし、[ツールバーの変更] ダイアログ ボックスの [リセット] ボタンをクリックしてください。