-------------------------------------------------------------------- Microsoft Windows 95 README:ハードウェア 1995 年 11 月 -------------------------------------------------------------------- (c) Copyright Microsoft Corporation, 1995 このファイルでは、Microsoft Windows 95 のマニュアルやオンライン ヘルプに記 述されていない追加情報や最新情報について説明しています。 このファイルの読み方 -------------------- メモ帳を使って画面でこのファイルを読むときは、メモ帳のウィンドウを最大化す ると読みやすくなります。 このファイルを印刷するには、メモ帳またはほかのワード プロセッサでファイルを 開き、[ファイル] メニューの [印刷] をクリックしてください。 目次 ==== システム - PC-9821Xp/Xs ハードウェアの検出 - ディスプレイアダプタ - Windows 95 で標準サポートされていないディスプレイアダプタ - PCI のディスプレイアダプタ - アイ・オー・データ、及びメルコ製ディスプレイアダプタ - メルコ製ディスプレイアダプタ NMB-S4F - ディスプレイアダプタの変更 - デバイスマネージャの操作 ディスクドライブ - NEC CD-ROM 260 と マルチセッション CD - PC-9801-55/55L に接続した CD-ROM ドライブ - 4 倍速以上の CD-ROM ドライブと SCSI アダプタ - PC-9801-55 または 92 に互換の SCSI アダプタ - 緑電子 UM-3128MO - PC-FD321,PC-FD322 外付けフロッピー ディスク ドライブ - 3 台以上の IDE ドライブ PCMCIA - PCMCIAの 16 ビット ドライバ - PCMCIAの 32 ビット ドライバ - PCMCIA モデムカード - PC-9801N-J05モデムカード - SRAM カード - SRAM カードまたはフラッシュメモリカードを使用する場合 - PC-9821NeでPCMCIAの32ビットドライバを使用する場合 モデム - コントロール パネル の [モデムのプロパティ] ダイアログ ボックス - モデムの検出 - 28,800bps のモデム - 沖電気工業 PCLINK TA/296 - B.U.G. Linkboy D64K ISDN PCMCIA - Megahertz Em1144T および 16 ビット モデム - Megasoft SFA-1414 と StarFax for Windows 4.0 - Racal モデム - Sony SMD-281, V340, V341 - TDK DF-1414BM スキャナ - Logitech の Scanman テープ ドライブ - テープ ドライブの検出 - テープ ドライブの互換性 パワーマネージメント システム ======== PC-9821Xp/Xs ------------ PC-9821Xp および Xs の一部のハードウェアで、「マウスカーソルが正常に動作しな い」という現象が見られる場合があります。お買い求めになった販売店か、NECのサー ビスセンターにお問い合わせください。 ハードウェアの検出 ================== 本体にWindows 95がサポートしていない機器を装着してハードウェアの検出を行うと、 誤った機器を検出したり、セットアップの動作に支障をきたす場合があります。 Windows 95をセットアップする際は、装着されている装置がWindows 95でサポート されているかどうかを確認の上、セットアップを実行してください。 ディスプレイアダプタ -------------------- PC-9821 シリーズは本体に EGC 及び PEGC といった、お使いのグラフィックアクセラ レータ以外にも、グラフィックを制御するデバイスが存在する場合があります。 従って、Windows 95 では PnP によるリソース登録の観点から、ご使用のコンピュータ 装着されている全ての対応ハードウェアを検出し、使用していないデバイスを使用不可 表示にしています。 以下に対応例を示します。 例) PC-9821Ap3 + ウィンドウアクセラレータボード A2 をご使用の場合 カスタムインストールにおけるハードウェアの検出終了後のデバイス確認 ダイアログボックスの表示 ・ウィンドウアクセラレータボード A2 セットアップ終了後の[コントロールパネル]-[システム]-[デバイスマネージャ]で の表示 ディスプレイ |----- ウィンドウアクセラレータボード A2(Matrox) |-----X PC-9821 As3/Ap3/Xs/Xp/Xn (S3) |-----X スタンダードディスプレイアダプタ(PC-9821シリーズ) 以上のような表示となり、それぞれのリソースが登録されます。 アクティブにするための優先順位は以下のようになっています。 外付けアクセラレータ > 内蔵アクセラレータ > スタンダードディスプレイアダプタ Windows 95 で標準サポートされていないディスプレイアダプタ ---------------------------------------------------------- PC-9801シリーズでディスプレイアダプタを使用する場合、ご使用になるディスプレ イアダプタがWindows 95で標準でサポートしていないと、セットアップ中に検出でき ない事があります。 その場合は以下の手順でセットアップしてください。 (1)セットアップ中使用するディスプレイアダプタをたずねられた場合 [その他]-[その他のディスプレイアダプタ] を選択する (2)セットアップ終了後、[コントロールパネル] - [ハードウェア]を起動し、お使 いのディスプレイアダプタ用のドライバをセットアップする (3)ガイドに従い、ハードウェアセットアップ終了後Windows 95を再起動する PCIのディスプレイアダプタ -------------------------- Windows95を[カスタム]でセットアップを行った場合、ハードウェアの自動検出終了後に 検出結果一覧表示ダイアログボックスが表示されます。 この時、PCIのディスプレイアダプタを使用している環境ではディスプレイ欄が スタンダードディスプレイアダプタ(PC-9821シリーズ) と表示される事があります。 しかし、PCIのディスプレイアダプタの場合、この項目を変更しないでください。 そのままでもセットアップ終了時には、お使いになっているPCIディスプレイアダプタが 自動的に選択されます。 アイ・オー・データ、及びメルコ製ディスプレイアダプタ ---------------------------------------------------- Cirrus Logic製のディスプレイアダプタを本体に内蔵している PC-9821シリーズで は、アイ・オー・データ、及びメルコ製のディスプレイアダプタが自動検出できな いことがあります。このような場合には、自動的に検出せずにハードウェアを指定 してセットアップしてください。 メルコ製ディスプレイアダプタ NMB-S4F ------------------------------------ ハードウェアウィザードの自動検出で、メルコ製ディスプレイアダプタ NMB-S4F が NEC 製ウィンドウアクセラレータボード B3 と認識されてしまうことがあります。 このような場合は、自動検出をおこなわず、手動でデバイスを選択してください。 ディスプレイアダプタの変更 -------------------------- ・新規のカードを追加して使用する場合 [コントロールパネル]-[ハードウェア]を選択し、自動検出もしくは手動登録に より登録を行って下さい。 ・内蔵/登録済みのカードに変更する場合 [コントロールパネル]-[画面]-[ドライバの変更]で変更したいデバイスを選択して 下さい。 デバイスマネージャの操作 ------------------------ デバイスマネージャでの操作において、デバイスを削除する時は削除するデバイスが コンピュータに装着されていない事を必ず確認して下さい。必要なデバイスを誤って削 除した場合、再起動できなくなる可能性があります。 ディスク ドライブ ================= NEC CD-ROM 260 と マルチセッション CD ------------------------------------- PC-9821Xa などに組み込まれているファイルベイタイプの NEC 製 CD-ROM ドライブ CD-ROM 260 では、Kodak Photo CD や CD+ (CD プラス) といったマルチセッションの CD-ROMは、正常に読み込めない場合があります。これはドライブの仕様によるもので す。 PC-9801-55/55L に接続した CD-ROM ドライブ ----------------------------------------- PC-9801-55/55Lをご使用の場合、CD-ROM は正しく動作しません。デバイスマネージャ で55/55L用のドライバを削除し、CD-ROMドライバ及びCD-ROMエクステンションを CONFIG.SYSとAUTOEXEC.BATに記述することでCD-ROMが使用可能となります。 この場合PC-9801-55/55Lに接続されたハードディスクは、MS-DOS互換モードでの動 作となります。 4 倍速以上の CD-ROM ドライブと SCSI アダプタ -------------------------------------------- 4 倍速以上の SCSI CD-ROM ドライブを接続してご使用になる場合は、転送モード を FIFO モードに設定するか、下記手順に従いコンピュータ本体の DMA クロックを 高速モードに設定してください。 1. HELP キーを押しながらコンピュータ本体の電源をいれる 2. システムセットアップメニューの「ディップスイッチ 3 の設定」を選択 3. DMA クロックを「高速」に設定 4.「終了」を実行する(コンピュータが再起動します) 設定の詳細についてはお使いのコンピュータ本体に添付のマニュアルを参照して ください。 PC-9801-55 または 92 に互換の SCSI アダプタ ------------------------------------------- NEC 製 PC-9801-55/U/L および PC-9801-92 と完全に互換性のある SCSI アダプタを 使用する場合、以下のような条件を満たす必要があります。 - 接続されるハードディスクはそのアダプタを使用して初期化されている - 各アダプタ上に搭載されている ROM を「使用する」設定になっている - 転送モードは DMA または FIFO モード。バスマスタモードでは正常に動作しない場 合があります 各アダプタの設定変更の方法は、アダプタのマニュアルを参照してください。 各アダプタが Windows 95 上で正常に動作するかどうかは、アダプタの発売元にお問い 合わせください。アダプタによっては、ROM のアップデートが必要なものもあります。 緑電子 UM-3128MO ---------------- 緑電子製の 3.5 インチ 128MB MO ドライブ UM-3128MO が接続されている場合、エクス プローラを起動するとシステムがハング アップすることがあります。この場合は、以 下のようにして、ファイルシステムをリアルモードのドライバで動作させるようにする 必要があります。 1. [コントロール パネル] - [システム] - [パフォーマンス] - [ファイルシステム] [トラブルシューティング] の順にクリックします。 2. [32 ビット プロテクト モードのディスク ドライバを使わない] オプション ボタンをチェックします。 3. コンピュータを再起動します。 この変更によって、すべての 32 ビットドライバが使用されなくなります。 または、以下の方法で、SCSI インターフェースの 32 ビットドライバのみ使用しない ようにすることによって、動作させることもできます。 1. コントロール パネル - [システムのプロパティ] - [デバイス マネージャ] を 選択 2. [SCSI コントローラ] をダブルクリック 3. その下に表示された SCSI インターフェースの項目を選択 4. [プロパティ] ボタンをクリック 5. [デバイスの使用] のオプション ボタンをクリックしてチェックをはずします 6. 指示にしたがってコンピュータを再起動します PC-FD321,PC-FD322 外付けフロッピー ディスク ドライブ ---------------------------------------------------- PC-FD322/321 を3モード対応のフロッピー ディスク ドライブとして使用すること はできません。1MB のフロッピー ディスク ドライブとしてのみ使用することができ ます。 PC-FD322/321 添付の MS-DOS 用デバイスドライバ(FD32X.SYS)が CONFIG.SYS に 記述されているとシステムの動作が不安定になります。その場合、CONFIG.SYS か ら本ドライバの登録行を削除してください。 3 台以上の IDE ドライブ ----------------------- 3 台以上の IDE ドライブ (ハードディスク 2 台+ファイルベイ用 CD-ROM ドライ ブなど) をインストールしているコンピュータで、これらのドライブすべてに同時 にアクセスするとハングアップする場合があります。この場合は、以下のようにし て IDE インターフェース用のドライバを置き換えてください。 - Windows 95 CD-ROM の \Drivers\Storage\NEC からファイル ESDI_506.PDR を、 Windows 95 をインストールしたディレクトリの下の system\iosubsys ディレク トリににコピーする PCMCIA ( PC カード) =================== PCMCIA の 16 ビット ドライバ ---------------------------- Windows 95 では、MS-DOS または Windows 3.1J で使用していた PCMCIA 用の 16 ビット ドライバを動作させることができます。 PCMCIA 用の 16 ビット ドライバの動作中、[コントロール パネル] - [システム] - [デバイス マネージャ] で PCMCIA ソケットを見た場合、ドライバが正常に動作して いないときの表示となっています。 これは本当にドライバが正常動作していないということではなく、単に Windows 95 用のドライバである 32 ビット ドライバが動作していないという意味で、PCMCIA の 動作に問題があるわけではありません。 PCMCIA の 32 ビットドライバ --------------------------- Windows 95 用のドライバである 32 ビット ドライバへの切り替えは、「コントロール パネル] - [PC カード (PCMCIA)] の PC カード (PCMCIA) ウィザードで行ってくだ さい。ただし、Windows 95 のセットアップの時に使用したデバイスが PC カードの 場合 (ネットワークや SCSI CD-ROM 等) には、PC カード (PCMCIA) ウィザードで次 のように行ってください。 1. PC カードをセットアップに使用しているかの質問では [はい] を選択します。 2. カードの種類を選択します。 ネットワーク セットアップを行っていた場合は、[ネットワーク アダプタ]を、 PCMCIA SCSI カードに接続された CD-ROM からセットアップを行っていた場合は、 [SCSI コントローラ] を選択してください。 3. カードの製造元とモデルを選択します。この時、間違えたハードウェアを選択し た場合は、PCMCIA カードが使用できなくなることがありますので、十分にご注意 ください。 4. PC カード (PCMCIA) ウィザード終了後、Windows 95 を再起動させます。 PCMCIA モデムカード ------------------- ほとんどの PCMCIA モデムカード(AT 互換機用として発売されているものも含めて)は そのまま使用することができます。モデムカードに付属のドライバはインストールする 必要はありません。ただし、MS-DOS プロンプトでは使用できません。 PC-9801N-J01 カード ------------------- ご使用になれません。 PC-9801N-J05 モデムカード ------------------------- [コントロールパネル]-[システム]-[デバイスマネージャ]にて基本設定選択時、下記基 本設定が表示されていても選択しないでください。選択しても動作しません。 ・基本設定 0006 ・基本設定 0007 SRAM カード ----------- Windows 95 で SRAM カードを使用する場合は、PCMCIA の 32 ビットドライバをご使用 ください。 また、PC-9821Ne で SRAM カードを使用する場合は、Windows 95 添付のフォーマット ユーティリティ(FORMAT.COM)で再フォーマットを行ってください。 SRAM カードまたは フラッシュメモリカードを使用する場合 ------------------------------------------------------ PCMCIA の 32 ビットドライバ上で SRAM カードまたはフラッシュメモリカードを使用 する場合、以下の操作を行ってください。 なお、使用できるフラッシュメモリカードは PC-98HA-02 カードのみです。 (1) Windows 95 用のドライバである 32 ビットドライバへ切り替えて再起動する。 (2) テキストエディタを使って CONFIG.SYS ファイルを編集し、ファイルの最後に次の 行を追加します。 (Windows 95 がインストールされているディレクトリを A:\WINDOWS とします) DEVICE=A:\WINDOWS\SYSTEM\CSMAPPER.SYS DEVICE=A:\WINDOWS\SYSTEM\CARDDRV.EXE /SLOT=n /MODE=m n の値には、使用中のコンピュータの PCカードスロットの数を指定してください。 また、CSMAPPER.SYS と CARDDRV.EXE のファイルが A:\WINDOWS\SYSTEM ディレク トリにあることを確かめてください。 m の値には、以下の値を設定することができます。 0 : SRAM カード用のドライブを確保します。 フラッシュメモリカードを使用することはできません。 1 : フラッシュメモリカード用のドライブを確保します。 SRAM カードを使用することはできません。 2 : SRAM カード用とフラッシュメモリカード用のドライブを確保します。 /SLOT=2を指定した場合のドライブの割り当て方は以下のとおりです。 最初の 2 ドライブ:SRAM カード用 最後の 2 ドライブ:フラッシュメモリカード用 (3) 変更内容を保存し、コンピュータを再起動します。 PC-9821NeでPCMCIAの32ビットドライバを使用する場合 ---------------------------------------------------- PC-9821Neでは、以下のようなPCカードをご利用になれません。詳しくは、 各PCカードの販売元にお問い合わせください。 PCMCIAの32ビットドライバがご利用できない場合は、PCMCIAの16ビットドライバを ご利用ください。 ・I/Oウインドウを2つ必要とし、かつ、それぞれのI/OウインドウのIOアドレスが 連続していないPCカード モデム ====== コントロール パネル の [モデムのプロパティ] ダイアログ ボックス --------------------------------------------------------------- ハイパーターミナル、ダイヤルアップ ネットワークなど、Windows 95 に内蔵され ている通信機能でモデムを使うには、コントロール パネルの [モデムのプロパティ] ダイアログ ボックスで、モデムの設定をする必要があります。 [モデムのプロパティ] ダイアログ ボックスで設定した内容は、MS-DOS 用のプログ ラム、または Windows 3.1 用のプログラムでのモデムの動作には、影響しません。 モデムの検出 ------------ Windows 95 で、モデムの検出結果が [標準モデム] と表示されたり、検出された製 造元と機種が誤っている場合は、モデム ウィザードの [変更] をクリックして別の 機種に変更できます。しかし、手動で誤った機種を選んだ場合は、Windows 95 の通 信機能でモデムが正しく動作しないことがあります。このような場合は、コントロー ル パネルの [モデム] アイコンをダブルクリックし、そのモデムを削除してから、 標準モデム ドライバのいずれかを追加してください。 [標準のモデム ドライバ] に設定した場合、モデムは工場出荷時の設定で使われま す。Windows 95 の通信機能では、モデムは最適の速度で接続を行います。しかし、 スピーカーの音量やセルラー プロトコルなど、一部の設定は調節できません。 注 : モデムによっては検出結果が正しいにも関わらず動作しないことがあります。 その際には一度、検出されたモデムを削除し手動で機種を選び直してください。 28,800bps のモデム ------------------ 19,200bps 以下の転送速度のみサポートされている PC-98 システムでは、28,800bps 以上のモデムは正常に動作しない場合があります。この場合は、モデムを自動検出さ せずにセットアップした後、コントロール パネルの [モデムのプロパティ] から、 セットアップされたモデムのプロパティをオープンし、[最高速度] を 19,200bps ま たはそれ以下に設定してください。 沖電気工業 PCLINK TA/296 ------------------------ PCLINK TA/296 を Windows 95 の自動認識機能を使ってインストールした場合、 モデム自動検出で INS ネット 64 の B チャンネルの回線交換デジタルデータ通信 モードが設定されます。このモード以外で PCLINK TA/296 を使用する場合、 Windows 95 の自動認識機能を使用せずに、モデムの選択をする必要があります。 [コントロールパネル] の [モデム] の設定において、モデムの一覧にを使用し以下 のような形で通信モードが表示されますので、それぞれの通信モードに応じたモデ ム設定を選択する必要があります: PCLINK TA296 アナログ通信 (PSTN)、PSTN モデム データ通信モード PCLINK TA296 ISDN 経由アナログ通信 (ISDN)、ISDN モデム データ通信モード PCLINK TA296 ISDN B チャンネル通信 (CSDN)、回線交換デジタル データ通信モード PCLINK TA296 ISDN D チャンネル パケット通信 (PSDN)、 パケット交換デジタル データ通信モード PC LINK TA/296 を自動認識させた場合、モデム自動検出で ISDN B-Channel (CSDN) が設定されます。また、上記のどの通信モードにおいても、PCLINK TA/296 の DIP スイッチの設定は無視されます。 PCLINK TA/296 とパソコン間の通信速度は、38400 bps までサポートされています が、通信エラーを起こす場合には、この通信速度を遅くしてください。 B.U.G. Linkboy D64K ISDN PCMCIA ------------------------------- Windows 95 は自動設定で ISDN 同期 64K bps 転送モードの設定を行います。DCE 速度の変更が必要な場合は、モデムのプロパティに以下のような追加設定をしてく ださい。 1. コントロールパネルの [モデム] - [B.U.G. Linkboy D64K] - [プロパティ] を 選択してください。。 2. [接続] タブをクリックし [詳細設定] をクリックしてください。 3. [追加設定] に DCE 速度に応じ以下を参照して追加設定コマンドを記入してくだ さい。 (DCE速度) (追加設定) --------- ------------------ DTE speed AT &Q5S137=11$S0 1200bps AT &Q5S137=11$S1 2400bps AT &Q5S137=11$S2 4800bps AT &Q5S137=11$S3 7200bps AT &Q5S137=11$S4 9600bps AT &Q5S137=11$S5 14400bps AT &Q5S137=11$S6 19200bps AT &Q5S137=11$S7 38400bps AT &Q5S137=11$S8 48000bps AT &Q5S137=11$S9 56000bps AT &Q5S137=11$S10 64000bps AT &Q5S137=11$S12 また、非同期転送モードでサービスに接続する場合には、追加コマンドとして、上 記 3. の DCE 速度設定のうしろに &Q0 を追加する必要があります。 Megahertz Em1144T および 16 ビット モデム ----------------------------------------- リアル モード PCMCIA 環境で、このカードのモデム側の設定に問題が起きた場合は、 PROTOCOL.INI ファイルの [Megahertz] セクションで、COMIRQ と COMBASE のパラ メータを明示的に設定してください。これらのパラメータに関する標準設定が無視 されるという問題が確認されています。 Megasoft SFA-1414 と StarFax for Windows 4.0 -------------------------------------------- 94 年 9 月 13 日以前に生産されたこのモデムを使って Windows NT のリモート ネッ トワーク アクセスのサーバーに接続を試みると、接続に失敗する場合があります。 Megasoft SFA-1414 と StarFax for Windows 4.0 を使用する場合は、通信モニター の環境設定で、送信能力の ECM のチェックを解除してください。 また、このモデムでの FAX、送信等に問題がある場合は次の手順に従って操作してく ださい。 1. コントロール パネルで [モデム] アイコンをダブルクリックします。次に、モ デム名をクリックし、[プロパティ] をクリックします。 2. [接続] タブをクリックし、[ポートの設定] をクリックします。 3. [FIFO バッファを使用] のチェックマークをオフにします。 Racal モデム ------------ Racal モデムを使っている場合は、モデム ウィザードでモデムを検出しないでくだ さい。[モデムを後から指定するので検出しない] チェック ボックスをオンにし、 [標準のモデム ドライバ] のいずれかを選択します。すでに検出を開始し、モデムが 応答しなくなった場合は、一度モデムの電源を切ってから再び入れ直してください。 Sony SMD-281, V340, V341 ------------------------ このモデムは自動検出されません、Windows 95 の CD をお持ちの場合は次の手順に 従って操作しドライバをセットアップしてください。 1. [コントロール パネル] - [モデム] - [追加] - [モデムを一覧から選択するので...] - [ディスク使用] の順にクリックしてくだ さい。 2. Windows 95 CD-ROM の ディレクトリを選択してください。 TDK DF-1414BM ------------- 94 年 9 月 13 日以前に生産されたこのモデムを使って Windows NT のリモート ネッ トワーク アクセスのサーバーに接続を試みると、接続に失敗する場合があります。 スキャナ ======== Windows 95 では、ほとんどのスキャナのハードウェアが検出されますが、いくつか のスキャナのためのプロテクト モード ドライバは付属していません。 SCSI スキャナでは、コントローラとのやり取りに必ず ASPI という機能が使われま す。Windows 95 では、プロテクト モードで ASPI に対応しています。このため、 スキャナはデバイス マネージャの一覧で [不明のデバイス] と表示されていても、 使用する SCSI コントローラのプロテクト モード ドライバがあれば、Windows 95 のプロテクト モード ドライバによってサポートされています。 理論的には、CONFIG.SYS ファイルに リアル モードの ASPI マネージャ (ASPI2DOS.SYS など) を追加する必要はありません。しかし、CONFIG.SYS ファイル にリアル モード ASPI マネージャがないと、読み込みに失敗するプログラムもあり ます。HP ScanJet II とそれに関連するリアル モード ドライバの SJ!!.SYS と SJIIX.SYS などがこれにあたります。このような場合、CONFIG.SYS ファイルにリア ル モード ドライバの記述をしておく必要がありますが、Windows 95 では、プロテ クト モードの SCSI ミニポート ドライバ (問題となっている SCSI コントローラ の 1 つ) によってスキャナに対応しています。 Logitech の Scanman ------------------- 16 MB 以上のメモリを搭載したコンピュータで Logitech Scanman を使うと、「シス テム リソースが不足しています。」というメッセージが表示されることがあります。 この問題を解決するには、Logitech の BBS または CompuServe からアップデートさ れたドライバ (SCANUPT.EXE) を入手する必要があります。 テープ ドライブ =============== テープ ドライブの検出 --------------------- テープ ドライブは、プラグ アンド プレイ ソフトウェアでは検出されません。こ のため、デバイス マネージャに表示されるテープ ドライブは、SCSI テープ ドラ イブだけで、[不明のデバイス] または [テープ ドライブ] として表示されます。 しかし、ほとんどのバックアップ プログラムではテープ ドライブが検出されるた め、デバイス マネージャにテープ ドライブが表示されなくても、心配する必要は ありません。バックアップ ソフトウェアでテープ ドライブが検出されない場合は、 ソフトウェアの開発元にお問い合わせください。 テープ ドライブの互換性 ----------------------- Microsoft バックアップは、下記の NEC 製テープ ドライブでしか動作しません。 - PC-BK120 - PC-BK120D この一覧に記載されているテープ ドライブがない場合は、Windows 95 で使用できる バックアップ ソフトウェアについて、テープ ドライブのメーカーにお問い合わせく ださい。 フロッピーディスクにバックアップを行う時またはフロッピーディスクにバック アップしたデータの復元や比較を行う時は、テープドライブを接続していない状 態で実行してください。 3.5 インチ光磁気 (MO)ディスクにバックアップを行う時、2枚以上の光磁気ディ スクにわたるデータ量のバックアップは実行しないでください。 パワーマネージメント ==================== PC-9821Ne ではパワーマネジメント機能がご使用になれません。 PC-9821Ne2/Nd/Np/Ns/Nf/Nm/Ld/Lt では、パワーマネジメント機能を使用していると 内蔵固定ディスクドライブのモータの制御機能は動作しません。 MS-DOS モードでパワーマネージメント機能を利用する場合、config.sys に "DEVICE=x:\POWER.EXE" の記述を追加してください。 (x: Windows 95 セットアップ前の MS-DOS がインストールされているドライブ)