-------------------------------------------------------------------- Microsoft Windows 95 README:ネットワーク l995 年 11 月 -------------------------------------------------------------------- (c) Copyright Microsoft Corporation, 1995 このファイルでは、Microsoft Windows 95 のマニュアルやオンライン ヘルプに記 述されていない追加情報や最新情報について説明しています。 このファイルの読み方 -------------------- メモ帳を使って画面でこのファイルを読むときは、メモ帳のウィンドウを最大化す ると読みやすくなります。 このファイルを印刷するには、メモ帳またはほかのワード プロセッサでファイルを 開き、[ファイル] メニューの [印刷] をクリックしてください。 目次 ==== NetWare クライアント プラグ アンド プレイのネットワーク カードと 16 ビット リアル モード ドライバ Windows 95 をサーバーから起動する場合 サード パーティー製ネットワーク ネットワーク プリンタへの印刷 NetWare ネットワークで PostScript プリンタへ印刷する場合に起きる問題 Windows 95 での MS-DLC の問題とインストール Microsoft の TCP/IP プロトコル ネットワークのユーザー プロファイル ネットワーク バックアップ エージェント リアル モード プロトコル: ネットワーク アダプタの警告アイコン ネットワーク一般 (NEC PC-9800) NetWare クライアント ==================== Windows 95 および NetWare 3.12 と 4.01 サーバー ----------------------------------------------- NetWare 3.12 または 4.01 をサーバーとし、Microsoft NetWare ネットワーク ク ライアントを Windows 95 で使っている場合は、パケット バースト プロトコルを 使うと問題が起こります。これは、NetWare 3.12 または 4.01 サーバーに起こる確 認済みの問題です。これらは、修正され、Novell のフォーラムで公表されています。 CompuServe の Novell NetWare フォーラム、または Novell Web サイト (Ftp.Novell.com) から PBURST.EXE ファイルをダウンロードしてください。 PBURST.EXE ファイルには、動作不良を起こすサーバーのパッチが含まれています。 NetWare 3.11 サーバーにあるファイルを開く場合の問題 --------------------------------------------------- いくつものファイルを立て続けに開くアプリケーションでは、NetWare 3.11 サーバー にあるファイルを開くときに問題が起こることがあります。また、ファイル読み取り 権のないフォルダにあるファイルを開こうとしても、この問題が起こることがありま す。このようなフォルダの例としては、MS Mail の共有ポスト オフィスなどがありま す。 表示される可能性のあるエラー メッセージは次のとおりです。 - ファイルは確かにあるのに、ファイルが見つからないというエラー - 共有違反またはロック違反であるというエラー - ファイルを開けないというエラー - ファイルが使用中であるというエラー この問題が生じた場合には、2 通りの対処方法があります。 ・この問題を修正するパッチ (NetWare 3.11 サーバー用) を Novell から入手し ます。このパッチは、ftp.novell.com から ftp で入手することもできます。 /pub/netware/nwos/nw311/osnlm へ移動し、311PTD.EXE を実行してください。 この .EXE ファイルから、OS2OPNFX.NLM ファイルが復元されます。次に、この .NLM ファイルを 3.11 サーバーにロードします ("load os2opnfx.nlm")。 ・ NetWare クライアントで長いファイル名を使用できないようにします。この場 合、Windows 95 から NetWare サーバーにある長いファイル名のファイルは使 用できなくなります。長いファイル名のサポートを無効にするには、次のよう にします。 REGEDIT を実行し、 HKEY_Local_Machine\System\CurrentControlSet\Services\VxD\NWRedir に 移動します。その後、supportLFN という名前で値が 0 のバイナリを新規作 成します。 NetWare 4.1 サーバーでパスワードに小文字の拡張文字を使う場合の注意点 -------------------------------------------------------------------- NetWare 4.1 環境では、NetWare クライアントは特定の小文字の拡張文字を使った パスワードをサポートしていません。このため、ユーザーはパスワードをすべて大 文字に変更する必要があります。 NetWare クライアントと外部ファイルを使うプログラムについて ---------------------------------------------------------- Microsoft の NetWare クライアントを使っていて、補助ファイルにアクセスするプ ログラムを実行する場合は、そのプログラムがインストールされているドライブで ないドライブに補助ファイルがあると問題が起こります。これは、補助ファイルの 検索の対象がカレント ドライブだけで、検索パスは検索されないからです。このよ うな問題が起こった場合は、プログラムと補助ファイルが同じドライブにあるかど うかを確かめてください。 Novell NetWare のログイン スクリプトについて -------------------------------------------- Microsoft の NetWare クライアントのログイン スクリプト プロセッサでは、ログ イン スクリプトのすべてのコマンドが正常に処理されるはずです。ただし、ログイ ン スクリプトで TSR (メモリ常駐プログラム) を読み込むことはできません。 プラグ アンド プレイ のネットワーク カードと 16 ビット リアル モード ドライバ ============================================================================= プラグ アンド プレイ のネットワーク インターフェイス カード (NIC) 用の 16 ビット リアル モード ドライバを実行すると、プラグ アンド プレイ カードが動 作していないように見えることがあります。 これは、大部分のコンピュータでは、Windows 95 がプラグ アンド プレイ カード を有効にするまで、プラグ アンド プレイ カードがアクティブでない状態でいるた めです。16 ビット NIC ドライバは、Windows 95 がプラグ アンド プレイ カード を有効にする前に読み込まれるため、ドライバによってはプラグ アンド プレイ カードが認識されません (プラグ アンド プレイ対応 NE2000 互換製品のほとんど がこれに該当します)。このような場合、16 ビット NIC ドライバでプラグアンドプ レイ カードを使うには、次の手順に従ってください。 1. プラグ アンド プレイ カードに付属するソフトウェア設定ユーティリティを実 行し、カードを非プラグ アンド プレイ モードに設定します。 2. コントロール パネルで [システム] アイコンをダブルクリックし、[デバイス マネージャ] タブをクリックします。次に、表示されるデバイスの一覧から、そ のネットワーク カードを選択し、[削除] をクリックします。 3. コントロール パネルの [ハードウェア] アイコンで、そのネットワーク カード をインストールし直します。 将来、32 ビット プロテクト モード NIC ドライバをインストールするときには、 ソフトウェア設定ユーティリティを使って、カードをプラグ アンド プレイ モード に設定してください。なお、この問題は、32 ビット プロテクト モード NIC ドラ イバを使う場合には起こりません。 Windows 95 をサーバーから起動する場合 ===================================== Windows 95 は、サーバーから起動する形式でインストールできます。このような環 境に Windows 95 をインストール方法については、『Windows 95 リソース キット』 に詳しい説明があります。第 4 章「サーバーベースの Windows 95 のセットアップ」 を参照してください。 対応している構成は次のとおりです。 -- ハード ディスクから起動する場合 Microsoft Network クライアント NetWare Network クライアント Novell Workstation Shell 3.x (NETX) Novell Workstation Shell 4.x (VLM) Banyan VINES DOS/Windows クライアント -- フロッピー ディスクから起動する場合 Microsoft Network クライアント NetWare Network クライアント Novell Workstation Shell 3.x (NETX) Novell Workstation Shell 4.x (VLM) Banyan VINES DOS/Windows クライアント -- リモート ブート サーバーから起動する場合 NetWare Network クライアント Novell Workstation Shell 3.x (NETX) Novell Workstation Shell 4.x (VLM) Microsoft クライアントを使うには、ネットワーク カードの NDIS2 (16 ビット リ アル モード) ドライバと NDIS3 (32 ビット プロテクト モード) ドライバの両方 が必要です。PCI、NESA、C-BUS PNP のいずれかのネットワーク カードを使っている場 合は、リアル モード クライアントを使って Windows を実行する必要があります。 Windows 95 のアップグレード方法 ------------------------------- すでに Windows 95 が動作しているネットワーク コンピュータに、このファイナル バージョンの Windows 95 をインストールする場合は、新しいディレクトリにイン ストールする方法と、アップグレードする方法の 2 通りの方法があります。アップ グレードは、次の手順で行います。 1. サーバーに接続している動作中のクライアントをすべて終了します。 2. サーバーでは、以前のビルドがインストールされていたフォルダに Windows 95 をインストールしなければなりません。Windows 95 の共有フォルダの内容をす べて削除してから、NETSETUP.EXE を実行してこのフォルダにインストールしま す。 3. クライアントをコマンド プロンプトから再起動します。 4. Microsoft の NetWare クライアントを使い、ルート ドライブを割り当てる場合 は、セットアップを実行するために NETX か VLM を起動する必要があります。 5. 以前と同じようにコンピュータのフォルダと Windows 95 の共有フォルダにドラ イブを割り当てます。ドライブ名は、以前のビルドのときと同じ名前にする必要 があります。また、マップ ルートは、同じフォルダ レベルにします。 6. 新しいビルドのセットアップを実行します。 サード パーティー製ネットワーク ================================ サード パーティー製のリアル モードのネットワークに対応しているファイルをイ ンストールするには、Windows 95 のセットアップ実行時にリアル モードのネット ワークを実行しておく必要があります。セットアップ後にリアル モードのネット ワークをインストールするには、メーカーから Windows 95 専用の .INF ファイル を入手する必要があります。たとえば、FTP から入手できる 32 ビット NFS クライ アントには、Windows 95 用の .INF ファイルが含まれています。Windows 95 は、 ほかのネットワークにも対応していますが、Microsoft ネットワーク以外のネット ワーク構成ファイルは Windows 95 には含まれていません。したがって、ほかのネッ トワークをインストールする場合は、インストールするネットワーク用の構成ファ イルが必要です。 SunSelect PC-NFS ---------------- Windows 95 では、バージョン 5.0 以降の SunSelect PC-NFS に対応しています。 NDIS 2 の LAN ドライバまたは ODI の LAN ドライバを使って SunSelect PC-NFS をインストールした場合、SunSelect PC-NFS は 32 ビット プロテクト モード ク ライアントとともに、16 ビット ネットワーク クライアントとしてインストールさ れます。SunSelect PC-NFS の LAN ドライバを使う場合、Windows 95 では、PC-NFS は優先的にログオンするネットワークとしてだけ使用できます。この場合、ほかの 32 ビット ネットワーク プロバイダは使用できません。 Artisoft LANtastic ------------------ Windows 95 のセットアップ中は、LANtastic サーバーは実行できません。 また、LANtastic は、ほかのネットワークと組み合わせて使うことはできません。 ネットワーク プリンタへの印刷 ============================== サード パーティーのサーバーを介して共有しているプリンタの設定は、失敗するこ とがあります。これに対処するには、MS-DOS ウィンドウ (コマンド プロンプト) で LPT1 をサード パーティーの共有名にリダイレクトし、プリンタのセットアップ で LPT1 を設定してください。 たとえば、ネットワーク プリンタを LPT1 に接続する場合は、次のようにします。 1. MS-DOS プロンプトで、次のように入力します。 net use lpt1: \\サーバー名\共有名 (このコマンドは、使っているネットワークによって異なります。使っているネッ トワーク製品のマニュアルで、LPT ポートのリダイレクト方法を確かめてくだ さい。) 2. コントロール パネルで [プリンタ] アイコンをダブルクリックします。次に、 [プリンタの追加] アイコンをダブルクリックします。 Netware ネットワークで PostScript プリンタへ印刷する場合に起きる問題 ==================================================================== ネットワークに接続された PostScript プリンタへの印刷がうまくいかない場合 (プリンタのフロント パネルにエラーメッセージが表示される、あるいは何も印刷 されない) は、見出しページの設定が正しくないことが原因です。この問題を解決 するには、 1) Capture プリンタのプロパティ ([プリンタ] フォルダを開いて使っているプリ ンタのアイコンをクリックし、[ファイル] メニューの [プロパティ] をクリッ クします) の [Banner Pages] チェック ボックスをオフにして見出しページの 印刷を無効にします。または、 2) ネットワーク管理者に、PostScript プリンタの Netware サーバーで見出しペー ジの設定を修正してもらってください。 Windows 95 での MS-DLC の問題とインストール =========================================== Windows 95 には MS-DLC が付属しており、すでに MS-DLC または IBM-DLC がインス トールされている状態からのアップグレードにも対応しています。セットアップの 実行時には、DLC が検出されるとともに、設定ファイルが正しく書き換えられます。 DLC サポートの詳細については、『Windows 95 リソース キット』の第 10 章を参照 してください。 Microsoft の TCP/IP プロトコル ============================== Microsoft の TCP/IP だけしかシステムにインストールされていない場合は、セッ トアップ時に IP アドレスは追加されません。DHCP サーバーがある場合は、コント ロール パネルの [ネットワーク] アイコンをダブルクリックし、閉じてください。 これで IP アドレスが更新されます。DHCP サーバーがあるかどうかわからない場合 は、ネットワーク管理者にたずねるか、または IP アドレスが入力されているかど うかを確かめてください。 DHCP サーバーがない場合は、コントロール パネルの [ネットワーク] アイコンを ダブルクリックし、TCP/IP をダブルクリックしてから [IP アドレス] タブをクリッ クし、IP アドレスを入力してください。 新しいディレクトリへインストールした場合、DNS または LMHOSTS の名前解決を使 うには、コントロール パネルの [ネットワーク] で、DNS を有効にしてください。 DNS を有効にするには、コントロール パネルの [ネットワーク] アイコンをダブル クリックし、[TCP/IP] をダブルクリックしてから [DNS 設定] タブをクリックし、 [DNS を使う] をクリックします。 ネットワークのユーザー プロファイル =================================== Windows NT または Novell NetWare ネットワークでユーザー プロファイルを使っ ていて、プロファイルに [Start Menu/Programs]、[Network Neighborhood]、 [and/or desktop icons] を設定している場合は、これらの設定をネットワーク全体 で使うための長いファイル名にサーバーがに対応する必要があります。 ネットワーク バックアップ エージェント ====================================== Arcada Backup Exec ネットワーク バックアップ エージェント --------------------------------------------------------- Windows 95 に用意されている Arcada Backup Exec ネットワーク バックアップ エージェントを使うには、Arcada Backup Exec バージョン 5.X が必要です。 Cheyenne ARCserve ネットワーク バックアップ エージェント -------------------------------------------------------- Windows 95 に用意されている Cheyenne ARCserve ネットワーク バックアップ エー ジェントを使うには、Cheyenne ARCserve Version 5.01F が必要です。Cheyenne Software から最新の NLM を入手した場合は、それ以前のバージョンでも使用でき ます。 リアル モード プロトコル: ネットワーク アダプタの警告アイコン ============================================================== Novell Netware 3.x など、プロテクト モードのプロトコルを使わないネットワー クをインストールした場合は、デバイス マネージャを開くと、そのネットワーク アダプタのところに黄色い警告アイコンが表示されることがあります。この警告ア イコンが表示されていても、ネットワークは完全に動作しているので、警告アイコ ンは無視してかまいません。この警告アイコンを消したい場合は、セットアップ ディ スク 1 にある EXTRACT.EXE で、Windows 95 ディスクから NDIS.VXD を展開し、 Windowsをインストールしたフォルダの \System フォルダにコピーします。システ ムを再起動すると、警告アイコンは表示されなくなります。 PC-H98シリーズ -------------- 本体添付のリファレンスディスクでオプションボード構成情報の設定を行って ください(設定方法については、各ボードのマニュアルを参照してください)。 オプションボード構成情報は、ボード上のスイッチの設定にあわせてください。 リアルモードドライバ(NDIS2)の使用 --------------------------------- リアルモードドライバ(NDIS2)は、以下の場合に動作します。   @ [コントロールパネル]-[ネットワーク]の、ネットワークカードの"ドライバの 種類" で "リアルモード(16ビット)NDISドライバ" が選択されている場合 A "ドライバの種類"は関係無く、MS-DOSモードでネットワークを使用する場合 リアルモードドライバ(NDIS2)を御使用になる場合は、以下の注意事項にしたがって ください。 1.PC-9867/68, PC-H98-B04/09を使用する場合、および PC-9801-83/84,PC-9801N-25,   PC-H98-B10/B11をリアルモードで使用する場合、以下のようにWindows 95用の CONFIG.SYS(起動ドライブルートに存在する)を変更してください。   1)EMM386.EXE行に/Eオプションで使用するメモリアドレスを設定する。     (例)メモリアドレスを0D0000〜0D1FFFで使用する場合        DEVICEHIGH=A:\WINDOWS\EMM386.EXE /E=D000-D1FF   2)使用するメモリアドレスが0C0000-0CFFFFの範囲にある場合、1)に加えて    /FオプションでEMSのページフレームアドレスを0B0000に設定する。     (例)メモリアドレスに0C8000-0C9FFFを使用する場合        DEVICEHIGH=A:\WINDOWS\EMM386.EXE /F=B000 /E=C800-C9FF 2.MS-DOSモードでEMSを使用時にネットワークを使用する場合は、以下の手順で   MS-DOSモード用のCONFIG.SYSファイルに/E,/Fオプションを記述してください。   (1) MS-DOSプロンプトの[プロパティ]を開く。   (2) [プログラム]シートを開く。   (3) [詳細設定]ボタンを押す。   (4) [MS-DOSモード]のチェックボックスを選択する。   (5) [新しいMS-DOS設定を指定する]のラジオボタンを選択する。   (6) [MS-DOSモード用CONFIG.SYSファイル]のEMM386.EXE行に、1.の要領で     /E,/Fオプションを記述する。   (7) [OK]ボタンを押して、設定を確定する。 3.[スタート]ボタン-[Windowsの終了]-[MS-DOSモードでコンピュータを起動する] を選択してMS-DOSモードを起動する場合は、上記1.の要領で Windows 95用の CONFIG.SYS(起動ドライブルートに存在する)を変更してください。 リアルモードドライバ(ODI)の使用 ------------------------------- アライドテレシス社の RE1000 またはコンテック社の C-NET(98)E をリアルモード (16 ビット) ODI ドライバで使用する場合、本バージョンでは、Windows 95 をインストール したディレクトリの NET.CFG ファイル割り込みの値を、割り込みレベル(IRQ)から割り 込み番号(INT)に修正する必要があります。 Windows 95 はハードウェアの割り込みを割り込みレベル(IRQ)として扱っていますが、 上記ネットワークアダプタの ODI ドライバは NET.CFG ファイルに記述されている割り 込みの値を、割り込み番号(INT)として扱います。このため、NET.CFG の修正を行わないと、 ODI ドライバのロードに失敗し、ネットワークが使用できなくなります。 以下に IRQ と INT 番号の対応表を示します。 IRQ | INT --------+-------- 3 | 0 5 | 1 6 | 2 9 | 3 10 | 41 11 | 42 12 | 5 13 | 6 PC-9821Xf + SV-98/2-B05/B06、SV-98/2-B05L/B06L(PCI) ボード の SETUP ------------------------------------------------------------------- Windows 95 は、PnP 機能に対応しており、セットアップ時に PCI 対応カードを自動 検出しますが、セットアップ前に本体の PCI リソース設定が「固定モード」に設定さ れていた場合、正常にシステムリソースを設定できない場合があります。Windows 95 セットアップ前に本体添付の「PCI セットアップディスク」を使用して「PCI ボード」 の各スロットの設定を確認し、「固定モード」である場合は「自動モード」に変更後、 Windows 95 セットアップを実行してください。 「固定モード」で Windows 95 をセットアップしてしまった場合、またはセットアッ プ終了後に誤って上記設定を「固定モード」に設定してしまった場合は、Windows 95 起動時にシステムリソースの重複が発生し、システムが正常に起動できなくなったり ネットワークが正常に接続できなくなることがあります。このような場合、以下の手 順でシステムリソースの再設定を行ってください。 (1) 本体添付の「PCI セットアップディスク」を使用して「PCI ボード」の 設定を「自動モード」に変更する。 (2) ネットワークケーブルをボードから取り外し、Windows 95 を起動する。 (3) [コントロールパネル]-[ハードウェア]を選択する。 (4) ハードウェアの自動検出を実行する。 (5) 自動検出完了後、[キャンセル]を選択する。 (6) Windows 95 を再起動する。 PC-9867/68ボードの使用 ---------------------- 1.リソースを入力する際に、「検出された設定」として表示される   割り込み番号とメモリアドレスの値は、実際のハードウェア設定   (ボード上のスイッチで設定されている値)と異なる場合があります。   必ずカード上のスイッチで設定されている割り込み番号及びメモリアドレスを   入力してください。 2.MS-DOSモードで使用する場合にはnet startを実行した後に、カレントドライブを   Windows 95の起動ドライブにして B80MLDR.EXE を実行してください。 PC-9801-103/104ボード(互換モード)の使用 ----------------------------------------- PC-9801-103/104ボードを互換モードで使用する場合は、"NEC PC-9801-83/84 互換" のアダプタを選択してください。 MS-DOSのネットワークOS + PC-9801-103/104(PnPモード) の時のSETUP ----------------------------------------------------------------- PC-9801-103/104(PnPモード)でMS-DOSのネットワークOSを使用している環境に Windows95をSETUPすると、最初のWindows95起動時には、ネットワークが使用不可に なっております。 ネットワークは、次回以降の起動時より使用可能となります。 特に、PCIボードが存在するマシン+ PC-9801-103/104(PnPモード) + MS-DOSのネット ワークOSという環境において、Windows95をネットワーク経由でSETUPした場合は、 最初のWindows95起動時にネットワークが使用不可のために、PCIボードのドライバ類が コピーされません。 その時は、2回目のWindows95起動時にネットワークが使用可能になりますので、以下の手順でコピーされなかったドライバ類のコピーを行ってください。 (1)デバイスマネージャを起動する (2)正常に動作していないデバイス(エクステンションマークや×マークがついているもの)のプロパティを開く (3)"Original Configuration"のチェックボックスにチェックを付ける (4)確定ボタンを押す MS-DOSモード ------------ MS-DOS モード時にADDDRV コマンドでデバイスドライバを登録し、ネットワーク ドライバのロード後にDELDRV コマンドを実行すると、ネットワークが使用できなく なります。ネットワーク使用中に ADDDRV/DELDRV コマンドを使用する必要がある場合 は、ADDDRV コマンド実行前にネットワークドライバをロードしてください。 LAN Manager 2.x用の NDIS2 のドライバが MS-DOS モードで動かない場合があります。 NET DIAG および NET VIEW コマンドが正常に動作しない場合があります。 ネットワークソフトウェアの検出 ------------------------------ セットアップ時に検出されるのは LAN Manager 2.x と NetWare 3.1x、およびパ ケットドライバを使用するネットワークソフトウェアです。 またLAN Manager 2.xは、以下の場合、検出されません。 ・アダプタドライバとしてNetBIOS+TCP/IPモノリシックドライバが設定されている時 ・プロトコルドライバとしてNetBIOS+TCP/IP NDISドライバのみが設定されている時 プロトコルドライバとしてNEC RFC NetBIOS+TCP/IP NDISドライバのみが設定されて いる場合は、セットアップ方法で"カスタムセットアップ"を選択し、 [ネットワークの設定]ダイアログボックスで、"TCP/IP"の設定を追加して下さい。 特にネットワークを使用してセットアップを行っている場合は、後から"TCP/IP"の 設定を追加することができませんので、必ず追加してください。 NDIS 2 ドライバをお使いの場合の注意点 ------------------------------------- PCIのネットワークボードをお使いの環境においてLANドライバにNDIS2ドライバを 選択された場合、ネットワークボードのリソースを手動で変更することはできません。 誤ってリソースを変更した場合、safeモードでWindows95を立ち上げ、NDIS3.1ドライバを選択された後、ネットワークボードのリソースを変更し直して下さい。 リアルモードドライバ(NDIS2)の使用 --------------------------------- −アライドテレシス社の RE1000 または RE1000Plus を使用している場合には、 MS-DOSモードでコンピュータを再起動した直後は、ネットワークを使用することがで きなくなります。 − コンテック社の C-NET(98)S を DLC プロトコルとともに使用した場合、ネットワー クにログオンできなくなる場合があります。 サポート外のネットワークカードのリアルモードドライバの使用 ---------------------------------------------------------- Windows のセットアップにより、既存のNdis2(またはODI)ドライバが検出された場合、 デバイスマネージャ上で割り込み要求(IRQ)に矛盾が生じることがあります。これは、Ndis2 (またはODI)ドライバが、割り込み番号(INT)を使用しているためです。 このとき、デバイスマネージャにより割り込み要求の解決を行ったときは、Windows ディレクトリにある protocol.ini(または net.cfg)ファイルの割り込み番号を修正す る必要があります。