-------------------------------------------------------------------- Microsoft Windows 95 README:プログラムに関する情報 l995 年 11 月 -------------------------------------------------------------------- (c) Copyright Microsoft Corporation, 1995 このファイルでは、Microsoft Windows 95 のマニュアルやオンライン ヘルプに記 述されていない追加情報や最新情報について説明しています。 このファイルの読み方 -------------------- メモ帳を使って画面でこのファイルを読むときは、メモ帳のウィンドウを最大化す ると読みやすくなります。 このファイルを印刷するには、メモ帳またはほかのワード プロセッサでファイルを 開き、[ファイル] メニューの [印刷] をクリックしてください。 目次 ==== MS-DOS ベースのプログラムと Windows ベースのプログラム MS-DOS ベースの日本語入力処理プログラム Windows ベースの日本語入力処理プログラム サード パーティー製メモリ マネージャ ディスクツールアプリケーションとの互換性 MS-DOS ベースのプログラムと Windows ベースのプログラム ====================================================== 注:以下に挙げているソフトウェアは、すべて Windows 95 の出荷時点でのバージョ ンですので、既に、新しいバージョンが発売されている可能性があります。最 新情報については、各ソフトウェアのメーカーにお問い合わせください。 日本語プロポーショナル フォント (MS P明朝とMS Pゴシック) --------------------------------------------------------------- 既存の日本語アプリケーションには、MS P明朝とMS Pゴシックのプロポーショ ナル文字の間隔を正しく処理できないものが数多くあります。これは、これらのアプ リケーションが文字の幅を必ず固定ピッチであると想定しているためです。 MS P明朝や MS Pゴシックを使ったときにこのような問題が起きるアプリケー ションでは、これらの書体を使わないでください。 Windows 95 で動作する Microsoft MS-DOS ユーティリティ ------------------------------------------------------- \Windows\Command ディレクトリにインストールされている MS-DOS ユーティリティ は、Windows 95 用に機能が向上されたものです。以前のバージョンの MS-DOS に付 属していたディスク修復ユーティリティは、Windows 95 では使わないでください。 Windows 3.1 で動作するそのほかの MS-DOS ユーティリティは Windows 95 でも動 作するはずですが、以前のバージョンの MS-DOS に付属していたものである場合は、 場合によっては SETVER コマンドを使う必要があります。 以前のバージョンの Windows からアップグレードすると、以下の MS-DOS ユーティ リティ ファイルは削除されます。 DEFRAG.HLP MWUNDEL.EXE MWUNDEL.HLP NETWORKS.TXT SWITCH.EXE 以前のバージョンの Windows からアップグレードすると、以下の MS-DOS ユーティ リティ ファイルはアップグレードされます。 ADDDRV.EXE ATTRIB.EXE CHKDSK.EXE CHOICE.COM DELDRV.EXE DELTREE.EXE DISKCOPY.EXE DOSKEY.COM DRVSPACE.EXE EMM386.EXE FC.EXE FIND.EXE FORMAT.EXE KKCFUNC.SYS LABEL.EXE MEM.EXE MORE.COM MOVE.EXE MSCDEX.EXE RAMDISK.SYS README.TXT SCANDISK.EXE SCANDISK.INI SELKKC.EXE SETVER.EXE SHARE.EXE SMARTDRV.EXE SORT.EXE SUBST.EXE SYS.COM XCOPY.EXE プログラムの再インストール -------------------------- 以前に使っていた Windows 3.1 ディレクトリを Windows 95 にアップグレードした場合、プログラムを再インストールする必要はあ りません。ただし、Windows 95 を新規のディレクトリにインストールした場合は、 Windows ベースのプログラムはすべて再インストールする必要があります。Windows 3.1 のディレクトリからファイルをコピーするだけでは、正常に動作しません。 MS-DOS ベースのプログラム ------------------------- 既存の MS-DOS プログラムは、Windows 95 で動作します。MS-DOS プログラムの実 行で問題が発生した場合は、MS-DOS 環境で実行するように設定してください。 MS-DOS ベースのプログラムを MS-DOS 環境 (MS-DOS モード) で実行するには、次 のようにします。 1. MS-DOS ベースのプログラムへのショートカットを作成します。 2. 作成したショートカットのアイコンをマウスの右ボタンでクリックし、[プロパ ティ] をクリックします。 3. [プログラム] タブをクリックし、[詳細設定] をクリックします。 4. [MS-DOS モード] チェック ボックスをオンにします。 プログラムを MS-DOS モードで実行すると、Windows 95 はシャットダウンされ、プ ログラムは MS-DOS 環境に読み込まれます。ただし、MS-DOS モードではプロテクト モード ドライバが必要なデバイスにはアクセスできませんので注意してください。 MS-DOS プログラムをバックグラウンドで実行した場合に、動作が遅くなったり実行 が停止してしまう場合は、次のようにします。 1. タスクバーの [MS-DOS プロンプト] ボタンをマウスの右ボタンでクリックし、 [プロパティ] をクリックします。 2. [その他] タブをクリックします。 3. [ほかのプログラムの優先度] のつまみを [低] の方向にドラッグします。 4. [バックグラウンドの設定] で、[常に実行を中断] チェック ボックスをオフに します。 アンチ ウィルス ソフトウェア ---------------------------- 既存のアンチ ウィルス ソフトウェアを Windows 95 で実行した場合、ウィルスの 検出はできますが、すべて浄化できるとはかぎりません。これは、ウィルスが発見 された場所と、プログラムで使われている浄化方法によって決まります。また、す べてのファイルの挙動を監視できるとはかぎらないため、ウィルスによっては、そ の挙動を見逃してしまう可能性があります。アンチ ウィルス ソフトウェアは、 Windows 95 用に開発されたものにアップデートすることをお勧めします。 最新のアンチ ウィルス ソフトウェアについては、各製品の製造販売元にお問い合 わせ下さい。 ディスク修復および最適化ユーティリティ -------------------------------------- Windows 95 では、FAT ボリュームに長いファイル名を格納できるようにするため、 ファイル システムが変更されています。このため、これまでのディスク修復プログ ラムやディスク最適化プログラムの多くは正しく動作しません。マルチ タスク環境 では、複数のユーティリティを同時に実行できます。ただし、これによって発生す る可能性のあるディスクの破壊を防ぐため、このようなプログラムを実行しようと しても実行できない場合があります。ディスク修復プログラムは、Windows 95 対応 版にアップグレードすることを強くお勧めします。詳細については、メーカーにお 問い合わせください。 ディスク圧縮ユーティリティ -------------------------- Windows 95 では、ディスク圧縮ソフトウェアとして DiskXU Ver.3 及び 4 が使用 できます(制限事項あり)。ディスク圧縮ソフトウェアには最適化ユーティリティも付属し ているため、Windows 95 対応版にアップグレードすることを強くお勧めします。詳細に ついては、メーカーにお問い合わせください。 Windows 3.1 用シェル プログラム ------------------------------- Windows 3.1 用のシェル プログラムのほとんどは、Windows 95 でも動作しますが、 タスクバー、32 ビット コンポーネント、新しいシェルが採用されているため、い ろいろな制約があります。これらのシェル プログラムを使う場合は、Windows 95 対応版にアップグレードしてください。 該当するシェル プログラムには、Norton Desktop、PC Tools Desktop、Tabworks、 Dashboard、Direct Access Desktop 1.0, 98ランチ 、があります。 既存のソフトウェアで UNC パス名を使う場合の問題点 ------------------------------------------------- Windows 95 では、ネットワーク リソースの割り当て方法として、次の 3 種類の方 法があります。 1. UNC パス名を使って割り当てる方法。UNC パス名は "\\サーバー名\共有名" の 形式をとります。Windows 95 では、標準でこの方法が使われています。 2. ローカル名を割り当てる方法。たとえば、LPT ポートをネットワーク プリンタ に割り当てるといった方法です。 3. ドライブ名をリモート ドライブに割り当てる方法。Windows 3.1 で標準として 採用されていた方法で、Windows 95 でも対応しています。 ところが、UNC パス名は Windows 3.1 での指定方法よりも長くなることが多いため、 プログラムによっては問題が起こります。この問題が起きた場合は、ネットワーク リソースを Windows 3.1 の方法で指定しててください。詳細については、Windows のヘルプの [キーワード] タブをクリックし、"プリンタ、ドライブ名の割り当て" を検索してください。 該当するプログラムには、Design CAD 2D for Windows、CorelDraw for Windows、 Corel Photo Paint 5、ccMail、Quickbooks 3.0、Lotus Notes、MS Profit 1.0b があります。 個々の MS-DOS ベースおよび Windows ベースのプログラムに関する注意事項 --------------------------------------------------------------------- Microsoft Visual C/C++ version 1.0/1.5 これらのアプリケーションがすでにインストールされたWindows 3.1をアップグレード した場合、あるいはWindows 95上で新たにインストールした場合、起動時に「Pharlap .386がロードできない」というエラーメッセージが表示されます。この場合は、system. ini中の以下の記述を削除してください。 [386enh] セクションの device=dosxnt.386 Microsoft Word 6.0J : MSIME95 を Microsoft Word 6.0J で使用する場合、未確定文字列や候補ウィンドウ を表示した状態で、CAPS やカナキーの入力、もしくは、マウスによる候補ウィンド ウのスクロールを行うと未確定文字が強制的に確定される場合があります。 ジャストシステム 一太郎 5 (Windows用) からの印刷 すでに開いているドキュメントの変更を保存しないで、一太郎 5 から印刷しようと すると、問題が発生する可能性があります。印刷後、一太郎を終了できない場合は、 新しいドキュメントを作成してから、終了してください。その他の対処法としては、 新しいバージョンの一太郎にアップグレードするか、MSIME以外の日本語入力システム を、標準設定にする方法があります。 ジャストシステム 一太郎 6.3 /R.1 : JustNet を利用するためには、ジャスト製 Winsockを使用する必要があります。 詳細についてはメーカーにお問い合わせください。 ジャストシステム Office Manager2 : Office Manger2 をインストールするためには Windows 3.1 NetWare VLM モジュール が必要です。詳細はメーカーにお問い合わせください。 OpenBook Tower 1.2J : このゲームは Windows 95 では正常に動作しません。新しい バージョンの入手方法などにつきましては、オープンブック (株) ユーザー サポート 043ー297ー6144 までお問い合わせください。 Lotus Notes Windows Client 3.2/3.3J: Lotus Notes を TCP/IP 接続で使用する 場合、Lotus Notes を終了する時にエラー(不正な処理など)が発生したり、無応答 になる場合があります。この場合は次の行を WIN.INI の [IME Compatibility] セクションに追加してください。 _WSKDMN=0x00000800 Lotus Notes Windows Client 3.2: IPX と NetBEUI プロトコル スタック上で NetBIOS インターフェイスが使われている場合は、そのプロトコルに正しく応答す る装置番号で NetBIOS のポートを設定する必要があります。最初の NetBIOS プロ トコルの標準番号は 0 に設定され、追加の NetBIOS インターフェイスは ポート 7 〜 1 から始まります。NetBEUI が 0 を使っている場合は、NetBIOS は 7 または 6 を使います。変更は、Lotus Notes Windows Client の [ツール] メニューの [設定] - [ポート] コマンドで行う必要があります。 NetWare クライアント: Microsoft の NetWare クライアントをダイヤルアップ ネッ トワークで使った場合、Pagemaker 5.0 および Quark Xpress 3.3 で問題が起きる ことがあります。QuarkXpress 3.3 は、DIAL-UP\IPX の構成要素だけが読み込まれ ていて、コンピュータが有効なネットワークに接続されていない場合は正しく動作 しないことがあります。QuarkXpress 3.3 を起動したら "Unable to access network [116]" というメッセージが表示される場合は、DIAL-UP\IPX の構成要素を削除し、 有効なネットワークに接続してください。この問題は、QuarkXPress 3.32 では修正 されています。 Microsoft Mail 3.2 および Microsoft Schedule+: Microsoft Exchange は、 Microsoft Mail バージョン 3.2 のアップグレードのため、既存のファイルの多く が置き換えられます。そのため、Microsoft Exchange をインストールすると、 Microsoft Mail バージョン 3.2 は動作しません。また、Windows 3.1 版の Microsoft Schedule+ では、Microsoft Exchange からメールを送信することはでき ません。 Microsoft Visual C++ バージョン 1.5: Windows 95 ではユーザー インターフェイ スが拡張されているため、Visual C++ バージョン 1.5x が表示するダイアログ ボッ クスは Windows 3.1 や Windows NT の場合とは異なる位置に表示されることがあり ます。このため、Visual C++ 環境でプログラムのデバッグを行うときは、Visual C++ のメイン ウィンドウを最小化しないでください。Visual C++ のメイン ウィンドウ を最小化すると、デバッグ ダイアログ ボックスが画面の外に表示される可能性が あり、この場合、Visual C++ のメイン ウィンドウを最大化することができなくなっ てしまいます。 Paint Shop Pro v2.0: 16 ビット プログラムからは、32 ビット プログラム上に あるマウスの動きが認識されないため、Paint Shop Pro v2.0 で 32 ビット プログ ラムのキャプチャ領域を描画することはできません。これ以外のマウスのキャプチャ 方法は動作します。また、16 ビット プログラムはキャプチャできます。 PCTools バージョン 7 〜 9: PCTools バージョン 7 〜 9 を Windows 95 にイン ストールしても、ショートカットは作成されません。インストール後にショートカッ トを作成するには、次のようにします。 1. [スタート] メニューをクリックし、[ファイル名を指定して実行] をクリックし ます。 2. CPSDOS.GRP と入力し、Enter キーを押します。 PCTools はフォルダに追加されます。ショートカットが正しく動作するようにする ためには、PATH に PCTOOLS ディレクトリを追加する必要があります。 Windows 95 ではファイル システムが変更されているため、これらのディスク ユー ティリティは長いファイル名に対しては正しく動作しません。Windows 95 対応版の 入手については、Symantec にお問い合わせください。 MS-DOS ベースの日本語入力処理プログラム ======================================= MS-DOS コマンド プロンプト -------------------------- MS-DOS コマンド プロンプトで MS-DOS 日本語入力処理プログラムを使用する場合、 [MS-DOS コマンド プロンプト プロパティ] の [プログラム] - [バッチファイル] の項目に DOSIME があることを確認してください。 MS-DOS 日本語入力処理プログラムの設定 ------------------------------------- Windows 95 では MS-DOS 日本語入力処理プログラムのデバイス ドライバは CONFIG.SYS ではなく DOSIME.SYS から組み込まれます。MS-DOS 日本語入力処理プロ グラムの設定を行う場合、変更するファイルを x:\DOSIME.SYS (x: はWindows 95 の起動ドライブ) と指定してください。 MS-DOSのかな漢字変換のインストール ----------------------------------- MS-DOSのかな漢字変換等のCONFIG.SYSに登録するプログラムをDOSプロンプトからインス トールすると、以降のWindows起動が行えない場合があります。 このような場合は、コンピュータ起動時にF8キーを押し、「4.各コマンドの実行を 確認する」で動作しないドライバを確認し、エディタで該当行が動作しないように 修正してください。 VJE-β ------ VJE-βをインストール後 MS-DOS プロンプトがハングアップする場合は、MS-DOS プ ロンプトのプロパティで、[プログラム] の [作業ディレクトリ] を Windows 95 を インストールしたドライブのルートディレクトリに変更してください。(標準状態で は Windows ディレクトリに設定されています。) ADDDRV ------ Windows(R)95 を /AT オプション付きでインストールした場合に、かな漢字変換用の定 義ファイル DOSIME.SYS のドライブ名が正しく設定されない場合があります。その場合 には、 DOSIME.BAT を実行してもかな漢字変換が組み込まれません。DOSIME.SYS ファイルを編集するか、かな漢字変換の環境設定プログラムを起動して、CONFIG.SYS ファイルの代りに DOSIME.SYS ファイルを指定してください。DOSIME.SYS ファイルは、 起動ドライブの、ルートディレクトリに存在します。 従来MS-DOSの"KKCFUNC.SYS"は、使用できません。 従来MS-DOS添付の"KKCFUNC.SYS"は、Windows 95上では使用できません。 MS-DOSかな漢字組み込み時には、Windows 95用の"KKCFUNC.SYS"を使用してください。 CONFIG.SYS、またはADDDRVファイルで指定されている"KKCFUNC.SYS"がWindows 95用で あることをご確認下さい。 \WINDOWS\KKCFUNC.SYS = Windows 95用(使用可能) \DOS\KKCFUNC.SYS    = 従来MS-DOS用(使用できません) AUTOEXEC.BAT から起動されるアプリケーションについて --------------------------------------------------- PCA 給与 PRO などのいくつかのアプリケーションは、アプリケーションをセット アップする時に AUTOEXEC.BAT にアプリケーションを組み込むことがオプションと して可能です。 Windows 95 が起動する前にアプリケーションが起動されると Windows 95 の起動 の妨げになる場合がありますので AUTOEXEC.BAT にアプリケーションを組み込まな いようにしてください。 Windows ベースの日本語入力処理プログラム ======================================== Windows 3.1 からのアップグレード -------------------------------- Windows 3.1 からアップグレードした場合、セットアップ プログラムは、次の日本 語入力処理プログラムを保持します。 - ATOK8 Rel 1.0 for Windows - ATOK8 Rel 2.0 for Windows - ATOK9 Rel 1.0 for Windows - WX-II ver 2.1 for Windows - WX-II ver 2.11 for Windows - WX-III ver 3.0 for Windows - VJE-Gamma ver 2.0 for Windows - VJE-Delta ver 1.0 for Windows - VJE-Delta ver 1.1 for Windows - MSIME2 Windows 3.0 用の 日本語入力処理プログラム ----------------------------------------- Windows 95 では、Windows 3.0 用の日本語入力処理プログラムはいずれも正しく 動作しません。さらに、Windows 3.1 用の日本語入力処理プログラムも、Windows 3.1 用の日本語入力処理プログラムの仕様に完全に準拠していないものは、 Windows 95 では動作しません。Windows 3.0 用の 日本語入力処理プログラム は、 Win32 アプリケーションではまったく動作しないので、正しくセットアップできた としても、必ず問題が起きます。 次の Windows 3.0 用の日本語入力処理プログラム は、Windows 95 では動作しま せん。 - Word Perfect WP-IME version 1.1 - Katana version 4.10 - OAK/Windows - ATOK7W Windows 3.1 用の既存のすべての日本語入力処理プログラムに関する確認済みの問題 ---------------------------------------------------------------------------- タスクバーの日本語入力インジケータをマウスの左ボタンでクリックすると、 メニューが表示されます。このメニューの [ツールバーを表示] コマンドは、 Windows 3.1 用の日本語入力処理プログラムには無効です。このコマンドの機能が 使用できるのは、Windows 95 用の日本語入力処理プログラムだけです。 - バックス VJE-Delta についての制限事項 1. 候補一覧がシステムラインモードのとき、タスクバーの位置によって一覧がず れて表示されることがあります。 2. 複合部首入力機能で一部の部首が表示されません。("・" で表示されます) 3. 一部のアプリケーションにおいて確定文字が二重に入力される場合があります。 - バックス VJE-γ についての制限事項 1. 候補一覧がシステムライン モードのとき、タスクバーの位置によって一覧がず れて表示されることがあります。 - エー・アイ・ソフト WX-II 標準以外の設定で WX-II を使用すると、アプリケーションを終了しても WX-II のツールバーの一部がデスクトップに残る場合があります。 MS-IME95 についての注意事項 --------------------------- - 漢字入力を、「カナキー」で入力される方へ MS-IME95 では、日本語入力処理プログラムをオンした際、自動的に [カナキー] も オンにする機能があります。この機能を使うと、漢字入力を行うたびに [カナキー] を押下する必要がありません。  [設定方法] 環境設定 (左から 4 つ目のボタン) を起動して、[初期入力方式] を [かな] に 設定し、同じく画面下の、[カナキーの自動制御] をチェックします。 - 漢字入力を 「ローマかな変換方式」でお使いの方へ MS-IME95 では、ローマ字入力で文字を入力している最中に、英字 (Abc 等) を 簡単に入力する方法を提供しています。いままでは、「このIMEはMSIME です。」という文章を入力するのに、「この」「IME]「は」「MSIME」 「です。」と毎回確定する作業が必要でしたが、この機能を使うと、 「このIMEは MSIMEです。」を 1 回の入力確定で行うことができます。 [設定方法] (インストールされた状態で、すでにこの設定になっています)  環境設定 (左から 4 つ目のボタン) を起動して、[初期入力方式] を [ローマ字] に設定し、同じく画面下の、 [Shift キーでローマ字かな変換を制御] をチェック します。 [入力方法]  例)このIMEはMSIMEです。(Caps Lock キーは、押されていない状態で説 明します)  1.「この」を入力します。  2. [Shift キー] を押しながら「IME」を入力します。  3. [Shift キー] のみを押下します。(英数モードからひらがなモードへ切り替わ ります)  4.「は」を入力します。  5. [Shift キー] を押しながら「MSIME」を入力します。  6. [Shift キー] のみを押下します。(英数モードからひらがなモードへ切り替わ ります)  7.「です。」を入力します。  8. 確定します。 - 難読漢字を入力したいときは 漢字の「読み」が分からなくて、文字が入力できないときは「単漢字検索」機能 を使って、漢和辞典で文字を引くのと同じ要領で、難読漢字を入力することがで きます。 エクスプローラに似た操作性なので、使い方は簡単です。 「入力方法] 例)「藤」という漢字を入力します。  1.「単漢字検索」機能を呼び出します。(左から 2 つ目の 虫めがね ボタン)  2.「くさかんむり」の部首なので 部首の 3 画を選びます。  3. 部首 3 画の中から「くさかんむり」を選びます。  4.「くさかんむり」の漢字すべてが表示されるので、その中から「藤」を選びま す。   (総画数が少ない漢字から順に表示されています) サード パーティー製メモリ マネージャ ==================================== Memory Server II ---------------- Windows 95 のセットアップ前、CONFIG.SYS から次のドライバを削除して下さい。 VMM386.EXE DPMI32.EXE Melware ------- 同様に、以下のドライバを削除してください。 mememm.386 Windows 95 をセットアップした後にこれらのメモリマネージャをインストールすると Windows 95 が起動できなくなります。 Windows 95 と互換性のあるメモリマネージャについては、各メモリマネージャのベ ンダにお問い合わせください。 ディスクツール ============== Drvspace -------- DiskX II 使用時には、実行できません。実行する場合には、DiskX II の圧縮ドライブ を削除するか、復元してください。 Defrag ------ DiskX II の圧縮ドライブ上では、実行できません。DiskX II に付属する TOOL を使 用してください。但し、DiskX II に付属している TOOL が Long File Name をサポー トしているかどうか確認してください。 Scandisk -------- DiskX II の圧縮ドライブ上では、実行しないでください。DiskX II に付属する TOOL を使用してください。但し、DiskX II に付属している TOOL が Long File Name をサ ポートしているかどうか確認してください。 FORMAT ------ DOSVM で動作している場合に、/v オプションおよびボリュームラベルの入力でボリュ ームラベルを作成できない場合があります。 DISKX II で圧縮されたドライブに対して、FORMAT コマンドを実行しないでください。 FDISK ----- FDISKで確保できる最大領域サイズは 2047MB です。 PCMCIA SCSI CARD(PC-9801N-J03, PC-9801N-J03R等)に接続されたSCSI固定ディスク に対して実行できるFDISKは、Windows95をCD-ROMからインストールした場合は、CD-ROM のドライバーズディレクトリ内に、フロッピーディスクからインストールした場合は、 添付のクーポン券で入手できるサプリメントディスク内にあります。 そのFDISKを、以下の処理の後に実行してください。 (1) [コントロールパネル]−[システム]−[デバイスマネージャ]で   [接続別に表示]を選択する。 (2) PC-9801N-J03,PC-9801N-J03Rに接続されたSCSI固定ディスクの[プロパティ]   −[設定]を選択し、[Int 13 ユニット]をチェックする。 (3) 変更後、再起動する。 PCMCIA ATA カードとPCMCIA SCSI CARD(PC-9801N-J03, PC-9801N-J03R)を同時に使用 する環境で、PCMCIA SCSI CARDに接続されたSCSI固定ディスクに対してFDISKを実行 する場合は、PCMCIA SCSI CARDをスロット1へ、PCMCIA ATA カードをスロット2へ 装着して下さい。 Backup ------ ・バックアップで使用できるテープドライブはNEC製PC-BK120とPC-BK120Dです。 ・3.5 インチ光磁気 (MO)ディスクにバックアップを行う時、2枚以上の光磁気ディ  スクにわたるデータ量のバックアップは実行しないでください。 ・テープドライブが動作している時は、フロッピーディスクドライブへアクセスを行  なえません。 ・テープドライブが動作していない時でもバックアップが起動している時は、以下の  ことは行なわないでください。 - マイコンピュータ,エクスプローラ, MS-DOSプロンプト等からフロッピーディ スクドライブへのアクセス - フロッピーディスクのデータをテープまたはフロッピーディスクへバックアップ ・テープドライブを接続している時、[設定]-[オプション]-[バックアップ]タブの詳  細設定で”常にフロッピーディスクのデータを消去する”を選択してフロッピーデ  ィスクにバックアップを行なってもフロッピーディスクのデータは消去されません。  あらかじめ不要なファイルは削除しておいてください。 ・[設定]-[ファイルの選択方法]で除外するファイルの設定は行なえません。 ・[設定]-[オプション]-[復元]タブのファイルの復元先で別の場所または別の場所(単  一のディレクトリ)を選択している時、ファイルの復元先は各ドライブのルートディ  レクトリを指定してください。 ・[設定]-[オプション]-[比較]タブの比較する場所で別の場所または別の場所(単一の  ディレクトリ)を選択している時、比較する場所は各ドライブのルートディレクトリ  を指定してください。 アプリケーションとの互換性 ========================== PopGraph -------- このアプリケーションには 16 ビットの MS-DOS IME が必要です。このアプリケー ションを 16 ビットの IME を使って自動的に実行するには、Windows 95 の GUI 環境 から実行してください。 New Aurora Ace -------------- このアプリケーションをセットアップすると、[プログラム] フォルダにショート カット アイコンが作られることがあります。このショートカットは Windows 95 からこのアプリケーションを実行できるように更新されていません。このアプリケー ションを実行するには、[New Aurora Ace] フォルダのアイコンまたは MS-DOS プロ ンプトを使用してください。 MS-DOS 起動ディスクを作成するアプリケーション --------------------------------------------- MS-DOS アプリケーション、特にゲームの中には、アプリケーションを実行する前に システムを再起動するための起動ディスクを作成するものがあります。Windows 95 で は、これらのアプリケーションが起動ディスクを作成できなくなる場合があります。 MS-DOS から Windows 95 にアップグレードした場合、システムを再起動するときに F4 キーを押すと、以前のバージョンの MS-DOS で起動できます。以前のバージョンの MS-DOS でシステムが起動されたら、目的の起動ディスクを作成してください。アプリ ケーションは Windows 95 で正しく動作します。 MS-DOS 以外のフォーマットのフロッピーディスクを使用するアプリケーション ----------------------------------------------------------------------- MS-DOS で規定されたフォーマット以外のフロッピーディスクを使用するアプリケー ションは、Windows 95 上では使用できません。以下のようなアプリケーションが これに該当します。(MS-DOS モードで動作するものもあります) - OASYS 文書フォーマットなどのフロッピーディスクのデータをコンバートする ユーティリティ - MS-DOS 用ゲームなどで、コピープロテクトのために特殊なフォーマットを読み 書きするアプリケーション