HFver3.00 注2 EDSA10.LZH MKPAL.LZH 及び、UPDEF100.LZH は必要に応じてご使用下さい。 使い方は、それぞれの書庫内に、説明書が入っていますので、読んでみて下 さい。 注3 HFVL.COM は、VSYNC関連の常駐ソフトです。 VCTERM 等VSYNC を使うソフトをHFから起動する場合、不都合があった 時は、HF実行前に常駐して見て下さい。 HF本体では、VSYNC の取得をしないようになります。 注4 ONSEI.DEF は、視覚障碍者の方が、VDMを利用して音声環境でHFを使われる 場合の HF.DEF の設定サンプルです。 同梱の HF.DEF は使用せず、ONSEI.DEF を HF.DEF にリネームしてお使い下さい このファイルの最後に、音声装置VDMへの対応関係が書いてあります。 フリーソフト作者の方に御願いですが、視覚障碍者でも使えるソフトにする ために、音声用ドライバーVDMへの対応を検討下さい。 疑問点は、FGALTL MES 14 で質問していただければ、出来る限りお答えしたい と思います。 以下に、ver2.93 からの変更点を書いてありますので、必ず読んで 下さい。 ------------------------------------- ver2.93公開版からの変更点及び追加機能 ------------------------------------- ★ 1.起動登録や、拡張子連動で使うマクロ文字に、拡張子取得を追加 しました。 %< で現在着目しているファイルの拡張子に置き換えます。 例 A: =ECHO %< これを実行すると、標準出力にマークされた拡張子が出力されます。 ★ 2.入力ウィンドウで、[NFER+C]や、[NFER+X] でカーソル位置のファイル 名を取得できますが、このとき取得文字列を音声でも出すようにしま した。 ★ 3.[NFER]や[GRPH]で起動登録ウィンドウを開いたとき、ページ数を音声 で出した後、HF.DEF に指定したそのページのタイトルも発声させる ようにしました。 発声させたくない場合は、HF.DEF のタイトル部分先頭に [;] を付けて 無効にしてください。 ★ 4.HFの起動オプションにソートタイプの指定を増やしました。 /SN ファイル名によるソート /SE 拡張子によるソート /ST 日付によるソート /SS サイズによるソート /S の次の文字は、HF上で [S]として開くウィンドウ内に書かれて いるソートタイプの文字と同じです。 このオプションで起動すると、HF.DEF のオートソート指定に関係無く 起動時ソートします。 ★ 5.しゃべるHFにするための、「えむくす」さん作HFVTRAP 用に、モード終了時 "Copy EXIT" という感じで各モード毎に文字列 を送りますが、[ESC]キーで中断した場合、文字列の送出をやめるよ うにしました。 ★ 6.インクリメントサーチで、[↑][↓] キーが効かなくなっていたのを 修正しました。 ★ 7.しゃべるHF化計画仕様変更 起動時送出文字列 "Start" or "Start EXIT" 終了時送出文字列 "End" ページャー起動[V][CR] "Pager" ページャー終了時 "Pager EXIT" ディレクトリ変更 "Dir" ディレクトリ変更終了 "Dir EXIT" テンキーや、[/],[.],[,] "Q_Logdisk" 上記の方法で移動後 "Q_Logdisk EXIT" Move "Move" Move の終了 "DELETE EXIT" マーク時 "Mark" [J] "Inc" [N],[SHIFT+M] "Mask" [Q] "Q_End" [Space](マーク取り消し) "Mark CANCEL" [Roll up] "Roll_up" [Roll down] "Roll_down" [Help] "Help" ★ 8.HF起動時及び終了時に実行するコマンドを、それぞれ指定できる ようになりました。 常駐ソフトの組み込み、解除も可能です。 HF.DEF の GRPH_TAB の次に以下の部分を入れ込んで下さい。 ;============================================================================= ;HF起動時、自動的に実行するコマンド★ 124文字以下 ;----------------------------------------------------------------------------- ; Start_PRG ; ;============================================================================= ;HF終了時、自動的に実行するコマンド★ 124文字以下 ;----------------------------------------------------------------------------- ; End_PRG ; ★ 9.HF.DEF の PACK_COMMAND UNPACK_LHA UNPACK_ZIP の指定文字列数を 36文字から、64文字までに拡大 ★10.送出文字列変更及び追加 [Upper Dir]上でリターンキー "Dir_up" ディレクトリ上で 〃 "Dir_down" [S]の時の[ESC]で取りやめ "Sort CANCEL" [Q]の時 "End" の送出禁止 [C]の時の[ESC]で取りやめ "Copy CANCEL" [SHIFT+C]の[ESC]で取りやめ "Mirror CANCEL" [GRPH+CR]の[ESC]で取りやめ "Exp CANCEL" ★11.90桁BIOS が常駐して桁拡張されている場合、起動時強制的にノーマル モードに変更し、終了時、元のモードに戻すようにしました。 30BIOS 及び、TT での行拡張は今まで通りです。 ★12.[L]の時、音声装置へ送る文字列を "Logdisk" から "Log" へ変更。 HFVTRAPを使っておられる方は、HF.HFV の "Logdisk" を "Log"に 変更して下さい。"Logdisk EIXT" も "Log EXIT" になります。 ★13.送出文字列で、[SHIFT+C]のミラーコピー終了時 "Mirror EXIT" を送出するようにしました。 ★14.マーク時の[A]で、日付変更と、ファイル属性変更をそれぞれ別の 文字列を送出するようにしました。 [A](マーク時) "Change" "Change CANCEL" [A]ファイル属性 "Change_attrib" "Change_attrib EXIT" "Change_attrib CANCEL" [T]日付 "Change_date" "Change_date EXIT" "Change_date CANCEL" ★15.AUTOMATE 常駐時も 90桁拡張チェックを行っていたので、これを改善 しました。サイズ厳しいので、30BIOS の バージョンチェックしかし てないのだ。 ★16.起動オプションのソート指定 /S に昇順、降順の指定を付けました。 /SND ファイル名によるソート降順 /SNU 〃 昇順 /SED 拡張子によるソート 降順 /SEU 〃 昇順 /STD 日付によるソート 降順 /STU 〃 昇順 /SSD サイズによるソート 降順 /SSU 〃 昇順 ★17.[J]と押してインクリメントサーチモードに入ったとき、"サーチ"と VDMに送るようにしました。 [N]or[SHIFT+M]の時、"マスク" とVDMに送ります。 ★18.HF「ロ」計画仕様追加 [T]で登録ディレクトリ選択モードに入ったとき、「ロ」計画文字列 "Rserve_dir" を送り、確定したら、"Rserve_dir EXIT" を送ります。 又、[ESC] で抜けた場合は、"Rserve_dir CANCEL" を送ります。 ★19.チャイルドから戻るとき、VDMオンの処理をやめました。 ★20.HF「ロ」計画追加 起動登録や、拡張子連動でのマクロ文字 %"xxx" を追加しました。 xxx の部分に好きな文字列を入れておくと、HFVTRAPにその 文字列を送ります。 例、 MAG=#%"CG"MAG -t -w %> ;'='の後ろに'#'を入れると実行後一時停止 こんな感じで使います。 "" これで囲まれた中に入れる文字列は、半角換算で30文字以内 です。 「ロ」計画以外にも、HFVTRAPを使ってこの機能は使い道が ありそうです。 ★21.内部セーバーを付けました。 HF.DEF に以下の設定をして下さい。 ;============================================================================= ;スクリーンセーバーを起動する場合の設定 ファイル名の指定が無い場合自動的 ; に内蔵セーバーが起動。 ; ページャーモードでは、内蔵セーバー ; 専用になります。 ;----------------------------------------------------------------------------- ; INNER_SAVER + ;HF内蔵セーバーを使う場合は + にする SAVER_PRO HFSAVER ;外部セ-バ-として起動したいファイル名 (40文字まで可) SAVER_TIME 15 ;セ-バ-起動までの時間(分) 0の時セ-バ- OFF ;------------------------------------------------------------------------------ INNER_SAVER の行を追加します。 + なら、内部セーバー使用し、- なら外部セーバーを使用します。 但し、ページャーモードでは、外部セーバー起動はしません。 内蔵セーバー専用です。 ★22.HF「ロ」計画文字列追加 HF起動時 and チャイルドから復帰時 "#a#" HF終了時 and チャイルドへ行く直前 "#b#" 起動登録 and 拡張子連動等コマンド起動終了 %'str' つまり、 起動登録コマンド実行直前は、%"" で囲まれた文字列 起動登録コマンド実行直後は、%'' で囲まれた文字列 ★23.内蔵セーバー起動時グラフィックが残っているのを修正しました。 ★24.グラフィックモードでエディタを起動したとき、グラフィックオフ になっていたのを、修正しました。 ★25.内蔵スクリーンセーバーの時、バックカラーもクリアするように しました。 ★26.ページャーモードで、[J]でジャンプ指定の時、[E]リターン又は [e]リターンでファイル末尾、[S]リターン又は、[s]リターンで ファイル先頭にジャンプするようにしました。 ★27.INNER_SAVER が - 指定になっていて、SAVER_PRO の指定がなけれ ば、内蔵セーバーを起動していましたが、この場合元のスクリーン シャッターだけ起動して、画面真っ暗状態にするようにしました。 ★28.VFキーにコマンドを設定する場合のマクロ文字で、@%@ や %] %[ が 正常に使えなかったのを修正しました。 ★29.HF上からバッチを呼び出し、途中でバッチを中断すると、次に チャイルド実行をしたとき、前回のバッチの途中から実行される のを改善。 ★30.コピー処理中、ディスクの空き容量を確認するところで、処理 に失敗して、ゼロで除算の可能性があったのを修正。 ★31.ヒストリ記録用の処理を変更しました。 玄たまんさん報告のバグが潰れていると良いのですが、はて? ★32.ヒストリを、実行ファイル関係と、ディレクトリ移動関係に分け ました。 今までのヒストリデータは、そのままでは使えませんので、一旦 削除するか、下記のような修正をして下さい。 但し、修正はHF上からエディタを起動すると、元のデータを書き 戻しますので、必ずDOSプロンプトからエディタを起動して行っ て下さい。 *Exec Hist set vmap DIR *Logdisk Hist a: d: p: b: このように、実行ファイル関係とディレクトリ関係を分けて整理し 実行ファイル関係の先頭に *Exec Hist という文字列を挿入して 下さい。 又、ディレクトリ関係の先頭には、*Logdisk Hist を入れて下さい。 ★33.マーク後チャイルドに行き、全てのファイルを削除し、HFに復帰 すると、無限ループに入っていたのを修正。 ★34.内蔵ページャーのレジューム機能が、正常に動作しなかったのを 修正。 ★35.マーク後チャイルドへ行って、HFに戻ったとき、マーク位置が 増えていたり、マーク数、マークファイル容量が正常で無かった のを修正。 ★36.インクリメントサーチの不具合修正。 ★37.サブウィンドウで、[T]を押し登録ディレクトリを選択する場合 [ESC]で選択窓を閉じ、更に[ESC]でサブウィンドウを閉じると 次にサブウィンドウで[T]を押したとき、ハングしていたのを改善。 ★38.内蔵セーバーを起動すると、HFの右上画面に nn という文字が 出ていたのを修正しました。 ★39.内蔵ページャーで、大きなファイルを読むとき、[J]+[E]+CR する と、ファイル読み込み途中の場合、途中までしかジャンプできなか ったのを修正。 ★40.内蔵セーバー起動時のテキスト画面保存のバグ修正。 ★41.[P]で圧縮の時、書庫ファイル名を入力せずに実行した場合、カーソル 位置のファイル名を書庫名にするようにしました。 ★42.ヒストリの検索で大文字小文字を区別しないようにしました。 ★43.HF.DEF が無い場合、HFを起動すると、ハングしていたのを修正。 ★44.外部ページャー起動後、HFに戻るとグラフィック罫線が無くなる のを修正。 ★45.HF.DEF が無い場合でも、環境変数を参照するようにしました。 ★46.ヒストリを↑↓キーで表示させるとき、一番古いデータより更に 進もうとしたとき、ビープ音を鳴らすようにしました。 ★47.内蔵ページャーのタブ幅を HF.DEF で指定出来るようにしました。 HF.DEF への追加部分。 ;============================================================================= ;内蔵ページャーのタブ幅を常に4にする  ★ ;----------------------------------------------------------------------------- ; TAB_SIZE4 - ; ;============================================================================= ;内蔵ページャーのタブ幅を4にする拡張子指定 ★ ;*TAB4_EXP の次の行から指定。最大15個まで。 ;行先頭に[;]や、改行が入ると、それ以降は無視されます。 ;TAB_SIZE4 が + に設定されている場合は、全て無視されます。 ;----------------------------------------------------------------------------- *TAB4_EXP C H PAS CCP INC ;---------------------------------------------------------------------------- サンプルの HF_DEF.SMP を添付しておきますので、参考にして下さ い。 ★48.[A]の属性、日付、時間変更を実行後もマークを残すようにしました。 ★49.入力ウィンドウで、→←カーソルで端末まで行って、更に移動しよう とした場合、ビープ音を鳴らすようにしました。 ★50.[M]移動及び、[D]削除の時、属性がノーマルでは無いものがあると、 その属性を表示して削除するかの確認が出ますが、このとき、Y/N のキー入力要求の時、[SHIFT+Y]又は、[SHIFT+CR]を行うと、次の ファイルから確認をしてこないように変更しました。 今まで通りの使い方であれば、同じ仕様ですから確認してきます。 これに伴い、マーク付で削除している場合、中断は[SHIFT]キー 又は、[ESC]キーになっていましたが、[SHIFT]キーを廃止します。 ★51.小文字表示の時、ボリュームラベルは変更せず表示するようにしま した。 ★52.ハイレゾ機判定にバグがあったのを、修正しました。 ★53.[M]で、同一ドライブへの移動の時、空き容量の判定をしないように しました。 ★54.ファイルが一つもないところで、[V]を押すと、エラーメッセージが 出ていましたが、無理に無いファイルを開かないようにしました。 ★55.コピー、削除中に、中断したい場合は、[ESC]又は[CTRL]キーでできる ようにしました。 ★56.[SHIFT+HELP]でCD−ROMドライブのチェックが、うまく行ってな かたのを修正しました。 この修正で、CD−ROM演奏中に [L] を押すと、演奏が停止する ドライブがあるかもしれません。 ★57.他に何かあったけど、忘れました。 ★58.CD-ROM トレーの吸い込みができなくなっていたのを修正。 ★59.[U]の解凍で、マーク付で実行した場合、無限ループに入っていたのを 修正。 ★60.マークして[A]の後、動作不良があったのを修正。 ★61.CD-ROMドライブのサブディレクトリに、[This Dir],[Upper Dir] が2組出る不具合の修正。 ★62.ISH ,ISH のリストア共にマーク対応にしました。 ★63.ボリュームラベルにピリオドがあると、正常に表示出来なかった不具 合の修正。 ★64.マークを付けた状態で、[SHIFT+G]のグラフィック/テキストモード 変更を行うと、マークがクリアされていたのを修正。 ★65.ファイルとディレクトリが混在で移動処理の場合、最初のマークが ファイルだと、そのファイルのみ削除されなかったのを修正。 ★66.半角スペースのみのボリュームラベルの表示ができなかったのを 修正。 ★67.マークを付けた時のマルチ拡張子連動 [GRPH+CR]で、実行方法を選択 後[SHIFT+CR]とすると、次のマークファイルの処理から選択窓を出さ ないようにしました。 ★68.ファイルが全くないドライブを表示後、[CTRL+M]でマスク選択を行う と、マスク選択カーソルの動きが変になるのを改善。 ------------------------------------------------------------------------------ ========================== フリーソフトの作者の皆様へ ========================== HFでは、音声出力装置への対応を行っています。 視力障碍者の方が少しでも快適に、フリーソフトを使って頂ければ嬉しいなぁ と思っています。 目を閉じてコンピュータの操作をやってみると、不自由さがよく解ります。 ソフトによっては、対応困難なものもありますが、出来る限り対応して頂けたら 視力障碍者の方も、自分に合ったフリーソフトを選択して使うことができるよう になります。 現状では、限られた専用ソフトを主に使っておられるケースが多いため、選択 の余地もありません。   ファイラーも、HFに限らず、たくさんのものが積極的に対応して頂ければ、 好きなものを選択する事ができます。 ====================== 音声出力装置対応の方法 ====================== 現在多く使用されている音声出力装置のドライバーとしてVDM100が あります。(市販ソフト) このVDM100に対応する方法を以下に書いておきます。 1.標準出力は、無条件に発声されます。 2.メッセージ等はリバース表示にする事で、発声の可能性が高くなります。 簡単に音声出力装置対応にする方法は、この2つでとりあえず実現できます。 ----------------------------------   確実に音声出力装置へ文字を送る方法 ---------------------------------- VDM100には、API機能があります。 このAPIを利用して、強制的に発声させることが出来ます。 以下代表的なAPIを書いておきます。 ------------------------    VDM100常駐チェック ------------------------ INT 50H をフックし、そのアドレス - 6 の位置に VDM100 という6文字 があれば、常駐状態です。 .DATA vdm_check db "VDM100" .CODE mov ax,3550h int 21h mov cx,6 mov di,bx sub di,6 lea si,[vdm_check] ;VDM rep cmpsb je VDM_OK ---------------------------- VDMへ文字を送り発声させる ---------------------------- AX=0054H DS:SI=発声させたい文字列のオフセットアドレス INT 50H ---------------------------- VRAMの文字を直接読ませる ---------------------------- AX=0900H BX=VRAMアドレス (セグメントは固定の為指定不要 オフセットアドレスのみ指定) CX=読ませる文字数(バイト単位) INT 50H   代表的なAPI機能です。 少しでも多くのフリーソフトが音声出力装置への対応になることを願って います。 不明な点がありましたら、NIFTY FGALTL MES 14 (HF&アドインズQ&A) または、メールでおたずね下さい。 mo−ca